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派遣の基礎知識

2024.06.10

派遣薬剤師の高時給求人…「なぜ?」が知りたいときの質問例

ほほ笑む薬剤師の女性
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派遣薬剤師は即戦力が求められるケースが多く、パートやアルバイトより高時給の求人比率が高い傾向があります。正社員の退職や長期的な欠勤、風邪やインフルエンザが流行る時期、花粉症のシーズンなどは繁忙期となり、人手不足な店舗で募集がかけられるのが一般的です。そういった店舗は薬剤師が不足して店が回らなくなるのを防ぐため、高い人件費を払ってでも派遣薬剤師を雇いたいと考えています。

せっかく派遣薬剤師として働くなら、高時給の求人に応募したいもの。とはいえ、高時給だからこその不安を感じる人もいるかもしれません。もしも不安を感じているなら解消しておきたいですよね。今回は、派遣薬剤師として働きたい人によくある質問とその答えを紹介します。

質問例1「働く時間帯と忙しい時の業務量は?」

派遣薬剤師として働く時間帯は、調剤薬局、ドラッグストア、病院・クリニック、企業など、勤務先によって異なります。

多くの調剤薬局は、近隣の病院やクリニックの診察日、診察時間に合わせて営業しているため、午前8~9時頃に出勤して17~18時頃に退勤するのが一般的です。お昼前後と夕方が忙しくなります。

ドラッグストアは、年中無休や長時間営業の店舗もあるため、朝から夜遅くまで薬剤師が常駐しているところもあります。また、店舗によっては土日祝日に勤務しなければならないケースも。一般的に1日8時間のシフト制を採用している薬局が多いようです。ドラッグストアは夕方から夜が忙しい時間帯になります。

病院やクリニックは、外来診察のみなのか夜間対応があるのかによって、働く時間帯が異なります。外来診察のみの場合は平日の日中勤務になりますが、入院施設や夜間対応のある病院の場合は、夜勤や当直などの夜間の業務に入ることもあるでしょう。そのほか、企業に勤める派遣薬剤師の大半は、社員と同じ勤務時間で働いています。

派遣薬剤師の業務は投薬や監査がほとんど。病院の場合、紹介予定派遣か産休・育休中の薬剤師の代替としてしか、派遣は働くことができません。忙しい時期は、1日の処方箋枚数がひとりあたり30枚以上になることもあります。

質問例2「ひとり薬剤師とは?」

ひとり薬剤師とは、通常なら複数の薬剤師が分担する業務をひとりでこなす薬剤師のこと。薬剤師の業務は調剤、監査、服薬指導、薬歴記入など多岐にわたりますが、これらの業務をひとりで担当します。

ひとり薬剤師のメリットは、ほかの薬剤師に気を遣わずに済むため、人間関係に悩まなくてもよいこと。また、調剤業務以外の在庫管理や発注業務などに関わることもあるため、スキルが身につきやすいのも魅力です。一方で、ひとりで働いているためにわからないことをほかの薬剤師に聞けなかったり、休憩が取りづらかったりするのがデメリットといえます。

質問例3「短期間で契約満了になる?」

派遣薬剤師は「有期雇用契約」になるため、同じ派遣先で勤務できるのは原則として最長3年ですが、場合によっては数ヵ月の短期契約になることもあります。

派遣法の3年ルールに関して次の場合は例外になります。

・派遣会社と無期雇用の契約を結んでいる

・産休・育休・介護休暇の代替派遣として従事する

・有期プロジェクトに従事する

・日数が限定された業務に従事する

・60歳以上の場合

質問例4「派遣薬剤師として長く働いている人は多い?」

派遣薬剤師は人手不足の期間に求められることが多いため、短期間で勤務先が変わることがほとんどです。例えば、半年ほど働いた時点で正社員が採用された場合、派遣社員は契約を更新されず、職場変更になるケースもあります。派遣薬剤師は新しい職場に派遣になるたびに、人間関係を構築する必要があるでしょう。また、前述したように、派遣薬剤師は同じ職場で働けるのは原則3年になので、契約満了の際には新たに仕事を探す必要があります。

とはいえ、派遣会社に登録をしていれば、次の派遣先で働くことができます。派遣薬剤師の場合は、薬剤師の求人に特化した派遣会社を選べば、さまざまな選択肢から希望に合う求人を紹介してもらえます。短期間で契約が終わってしまうリスクより、自由度の高さを取って派遣薬剤師として長く働いている人はたくさんいます。

質問例5「職場の人間関係はどう?」

人間関係がうまく構築できておらずスタッフが辞めやすい職場は、人手不足解消のために、高時給の派遣薬剤師を募集する可能性があります。しかし、派遣として短期間働くなら、そういった求人は狙い目かもしれません。多くの職場では正社員と派遣薬剤師の役割が明確に区別されており、仕事さえしっかりしていれば、複雑な人間関係に巻き込まれることはほとんどありません。

そもそも、派遣薬剤師は正社員のようにずっと同じ職場で働くわけではありません。そのため、万が一人間関係がうまくいかなかったとしても、短期間として割り切って働けるのが魅力です。また、何かトラブルが起こった場合でも、派遣薬剤師は派遣会社に相談し、解決に導いてもらえるので安心して働けるでしょう。

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