【薬剤師必見】行動心理学で人間関係の悩みを解決

Last Updated on 2022年4月5日

突然ですがクイズです

クイズ:
「めまいの症状に悩んでいらっしゃるのですね」
これは投薬中によくあるセリフだと思います。

ではこの一文に、たった一言だけ追加して、患者さんから「この薬剤師さんはわたしのことをよくわかってくれてる」と思ってもらえるようにしてみてください。

答え:
「めまいの症状に『ずっと』悩んでいらっしゃるのですね」

「ずっと」というひところを加えただけで、印象がだいぶ変わったように感じますよね。
これは心理学でいう「バーナム効果」と呼ばれるものを使っています。

バーナム効果というのは、誰にでも当てはまる発言に対して、聞き手がその曖昧な表現を自分なりに解釈して「なんでこの人は私のことが分かるの?」と感じる心理作用のことを指します。

このバーナム効果を利用しているのが占いです。
「あなたは今大きな悩みをかかえていますね?」「あなたは小さいころ大きな失敗をしましたね」という発言をよく聞きます。

よく考えてみれば、悩みがあるから占いに来ているわけだし、幼いころに失敗をしなかった人などいませんよね。

しかし、「大きな悩み」や「小さい頃の失敗」といったあいまいな言葉を、相談者が自分なりに解釈して共感することで「私のことわかってくれてる」と感じるようになるのです。

このように行動心理学や行動経済学を活用すると、対人関係がスムーズに進んだり、人間関係のストレスが軽減できたりします。

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