【薬剤師転職】第二新卒のメリット・デメリット

Last Updated on 2022年1月11日

最近の転職市場で「第二新卒」という単語をよく聞くようになりました。

一般的には、働き始めて3年以内の社会人を指すことが多いです。

今回は第二新卒で転職したい薬剤師さんの転職について解説していきます。

第二新卒とは

第二新卒、学校を卒業した後に、正社員として働いたことがある若手を指します。
明確な定義はなく、企業によってとらえ方は様々ですが、新卒1年目〜3年目以内の社会人を表すことが多いです。

新卒で入社した会社を3年以内に退職して転職活動をしている人、20代の若手というようなイメージでしょう。

薬剤師さんの場合、24~27歳くらいが第二新卒の年代にあたります。

似たような単語に「既卒」という単語があります。

第二新卒は一度でも正社員として働いた経験がある人を指すのに対し、既卒は卒業後に一度も正社員として働いたことがない人のことを指します。

第二新卒が注目さえれている理由

新卒を採用していない、できないから

新卒採用は、中途採用と比べて何倍もの費用がかかります。

ビジネスマナーを教えるために社外に研修をお願いしたり、研修期間もお給料としてまとまったお金をお給料として渡さなくてはいけなかったり。

新卒採用は、企業からしてみれば一種の投資と捉えることもできるでしょう。

お金と時間のかかる新卒採用は難しいという薬局さんにとって、入社後すぐに現場に入れる若手の薬剤師さんは重宝する存在です。

早期退職者が増えているから

世の中的に「転職するのが当たり前」という風潮になってきていることもあり、早期退職者が増えていることも理由の一つです。

残業が多い、キャリアアップが望めないなどの理由で、入社後3年以内に離職する新卒は30%程度いるため、自ずと注目されるようになっていったと考えられます。

ある程度のスキルと柔軟性のある若手を採用したいから

後々薬局の中核になっていく若い世代は、どこの薬局も採用したいものです。

ある程度スキルがあり柔軟性も持っている第二新卒世代を求める企業が増えています。

第二新卒薬剤師のメリット、デメリット

メリット1:今までとは違う職種や業態にチャレンジできる

ドラッグストア勤務から調剤薬局へ、大きな門前の薬局から小さな薬局へなど、新しい環境にチャレンジしやすいのは第二新卒で転職するメリットです。

自分の可能性を広げるという意味でも、挑戦してみるのは良いかもしれません。

メリット2:基本的なスキルがあるため、業務に早く慣れることができる

新卒と違って一度社会に出て働いた経験があるため、比較的業務に早く慣れることができるのもメリットの一つです。

正社員として働くことに慣れているのもあり、新しい環境になっても新卒の時ほど疲れることもないでしょう。

デメリット1:選考の対策をしっかり練る必要がある

デメリットとは違いますが、第二新卒の場合は選考書類や面接の対策を十分に行う必要があります。

「3年働かずに辞めたということは、うちに入社してもすぐ辞めてしまうのではないか」と、採用する側は慎重になりがちです。

どうして退職しようと思ったのか、将来的にどんな薬剤師になりたいのか、将来像から考えたときにどうしてこの会社なのか、などを自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。

デメリット2:新卒の時よりも選考のハードルがあがる

面接では、前職で実際に働いていたときのことを聞かれることが多いです。

少ない年数でどのようなことを成し遂げたのか、何を意識して仕事をしてきたのかなどが定番の質問です。

成功経験として話せることが少ないため、新卒の時よりも面接のハードルは高くなるでしょう。

もし、アピールできるような実績がない場合は、目標に向かってどう考えて行動したかの過程をアピールするのも良いでしょう。

初めての転職で不安な薬剤師さんへ

メリット・デメリットでご紹介したように、第二新卒の転職は選考の対策を万全にして臨むことが重要です。

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