【薬剤師必見】自分にピッタリの求人を見つけるには?

Last Updated on 2021年12月16日

新聞を読んでいる人形の写真

求人を探しているときに、「なかなか自分の希望通りの求人にたどり着けない」という経験をしたことはありませんか?

このコラムでは、そんなあなたのために、自分にぴったりの求人を最短で探す方法を二つご紹介します。

探し方①:自分でサイトで検索

いきなり検索!・・・の前に

パソコンを使う女性の写真

まず一つ目の探し方は薬剤師さんご自身でポータルサイトや、紹介会社の求人検索ページで探すという方法です。
この方法が最もメジャーな方法ではないでしょうか。

理想に近い求人を見つけるためには、いきなり検索を始めるのではなくまずは転職先に求めるものや、年収や待遇などの絶対に雄れない条件、つまりあなたの「理想」を整理しましょう。

一見手間に思えるこの作業ですが、あなたの求めるものを整理することで「ここの条件は少し譲れるかも」と気づき、選択肢が広がります、
「この条件にもっとこだわるべきだった」と、転職後の後悔を防ぐためにも大切です。

この作業をやるかやらないかで、あなたの転職の明暗が分かれるといっても過言ではありません。

ぜひ時間をかけて、転職先に求めるものを考えてみてくださいね。

具体的には、まず「転職するならこんな会社がいい」という条件を挙げられるだけ挙げてみてください。

年収が高い、休みを取りやすい、きれいな店舗、通勤時間が短い、資格取得支援をしてくれるところがいい、管理薬剤師が男性のところがいい・・・

書き出してみると、意外と求めるものが多かったと気付く方もいらっしゃるかもしれません。

思いつくものをすべて書き出したら、次は書き出した条件を「MUST」と「WANT」に分類します。

なにがなんでも譲れないというものは「MUST」に、それ以外の条件は「WANT」に分類してください。

このときに、給与なら年収(時給)がいくら以上が譲れないのか、休日なら週休もしくは年休が何日ほしいのかまで決めてください。

そして、「MUST」あるいは「WANT」に分類した項目の優先順位をつけておいてください。

分類が終わったらいよいよ、求人を探していきましょう。

希望通りの求人を手に入れるために

パソコンと虫眼鏡の写真

ポータルサイトや紹介会社のホームページから自分で求人を探す場合、まずは「MUST」条件も「WANT」条件も全て入力して探してみてください。

この探し方でヒットしたものはあなたの理想をすべて満たした求人です。

この探し方で検索結果が0件だった場合は「WANT」条件の優先順位が低いものを削って、再検索してください。

削る→検索→削る→検索・・・という順番で探すことで、
希望をすべて満たす求人
「WANT」条件を〇個満たす求人
「MUST」条件のみ満たす求人
のように、ヒットした薬剤師求人の中でランク付けをすることができます。

手軽にお仕事を探すことのできる検索機能はとても便利なものです。
しかし、求人票を見ただけではわからないことや求人票に書いていないけど知りたいことはたくさんありますよね。

「年収500~700万円って書いてあるけど、自分のスキルや経験だったらどのくらいの年収になるの?」
「アットホームな職場ってどんな感じ?」
「在宅に関わりたいけど、自分のやりたい仕事はできるの?」
「有給取得率ってどのくらい?」

自己応募の場合、これらの情報は自分で企業側に質問するしかありません。
雰囲気が合うか、本当にやりたい仕事ができるのかなどは、実際に働き始めないと分からないでしょう。

ミスマッチを防ぐためにも、自己応募と組み合わせて次に紹介する応募方法をぜひ試してみてください。

探し方②:キャリアアドバイザーに求人を探してもらう

キャリアアドバイザーと面接している写真

求人を探す時間がもったいない、店舗の雰囲気を知りたい、勤務条件の詳細まで聞きたい、という薬剤師さんにはおすすめの方法です。

キャリアアドバイザーに求人を探してもらう場合、当然のことですが薬剤師さんのお仕事探しをサポートしている、紹介会社や派遣会社に登録をする必要があります。

ここでポイントになるのが
・どの紹介会社・派遣会社に登録をするのか
・どのキャリアアドバイザーに担当になってもらうのか
ということです。

派遣で勤務したい場合

特に初めて派遣で働く薬剤師さんは、サポート体制が手厚い派遣会社を選ぶのがおすすめです。

手続きに迷ったり、勤務日にトラブルが起きることは日常茶飯事です。
そんな時に親身になって、迅速に対応してくれると安心ですよね。

派遣会社の良し悪しを判断する一つの基準として、「優良派遣事業者」に認定されているかどうかということが挙げられます。

優良派遣事業者に認定されるには、財政的に安定した経営をしているか、法律をきちんと守っているかなどの82項目すべてをクリアしていないといけません。

優良派遣事業者の詳細はこちら

加えて、派遣会社の福利厚生も、ぜひ注意してみてみてください。

派遣薬剤師さんには、就業先の薬局さんの福利厚生ではなく、派遣会社の福利厚生が適用されるからです。

・スタッフのキャリアアップに力を入れている
・高時給の案件が多い、福利厚生が充実している
・サポート体制が手厚い
など、派遣会社によって強みになるものや特徴は異なります。

ホームページで薬剤師さん自身が確認し、自分が求めているものを提供してもらえる派遣会社を選んでください。

福利厚生が充実している、キャリアアップに力を入れている派遣会社かどうかを見分けるひとつの軸として、イーラーニングの種類がどのくらいあるのかを見るという方法があります。

イーラーニングは無料で受けることができるケースが多いので、勉強に力を入れたい薬剤師さんはぜひチェックしてみてくださいね。

イーラーニングの講座では、医療・薬学基礎や在宅医療、コミュニケーションなどを動画で学ぶことができます。
※扱っている講座の内容は派遣会社によって異なります。

正社員、パートなどの直雇用で働きたい場合

正社員、契約社員、パートなどで働きたい場合は、紹介会社がなにを強みにしているのかをチェックしてみてください。

大手なので求人がたくさんある、利用満足度が高い、薬局傘下の人材会社なので特定の薬局の求人がたくさんある、キャリアアドバイザーの対応が自慢など、会社の大きさや事業内容ごとに特徴があります。

とにかく求人を紹介してほしい場合は求人数の多さが強みの会社に登録する、初めての転職で不安な場合はサポート体制が整っていたりキャリアアドバイザーの対応に自信のある会社を選ぶなど、自分に合った会社を見つけることが転職成功のコツです。

求人数では大手の会社さんに劣る部分がありますが、弊社は
・キャリアアドバイザーの親身な対応が薬剤師さんから評価されている(薬剤師さんの満足度98.3%)
・昔からのつながりがあるため、中小優良薬局への内定率が高い
・独立系の紹介会社のため、特定の薬局を強くお勧めすることがなく、ひいき目なしで薬剤師さんに合った求人を紹介できる
などの点を強みとしています。

転職を検討している方はもちろん、今後のキャリアを相談したいという方もお気軽にお申し込みください。

アプロの転職サポートサービスに申し込む

また、紹介会社、派遣会社に登録すると、薬剤師さんに担当のキャリアアドバイザーがつきます。

この担当キャリアアドバイザーと一緒に転職活動・就職活動を行うのでアドバイザーの見極めがとても重要になってきます。

あなたと相性が良いアドバイザーかどうかということはもちろんですが、信頼できるアドバイザーなのかどうかを以下の項目をチェックして見極めてくださいね。

※担当を変更してほしい場合は、登録した紹介会社・派遣会社に連絡すれば変更してくれることがほとんどです。
もし、「相性が悪いな」「信用できないな」と思ったら、遠慮なく問い合わせましょう!

キャリアアドバイザーの見極め方

①信用できるアドバイザーかどうか

スーツを着た女性の写真

薬剤師さんの転職のパートナーとなるキャリアアドバイザーは、信用できる人であることが第一です。
以下のようなアドバイザーは避けた方が賢明でしょう。

転職理由を聞かない
希望条件だけ聞いて転職理由を聞かないアドバイザーは、注意が必要です。

転職理由は人によって様々です。
将来独立したい、携わりたい業務がある、などの叶えたいことがあったり、年収や人間関係などの不満があって、それを解消するために転職を考えるなど、人それぞれです。

キャリアアドバイザーと薬剤師さんの間で転職理由の共有ができていないと、転職後にやりたい仕事が出来なかったり今と同じ不満を抱くことになりかねません。

デメリットを話さない
給与が高い代わりに忙しい店舗だったり、駅から近い代わりに同じエリアの店舗よりも給与が低かったり、チームワークが良く人間関係が良好な代わりに忙しい店舗だったり・・・。

メリットの裏にはデメリットが存在する場合も多いです
それを教えてくれないアドバイザーには注意が必要です。

良い部分だけ話すようであれば、「すごく魅力的な求人ですね。マイナス面として考えられることはありますか?」と質問をしてみてください。

もし「全くないです」と答えるようであれば早く面接に進んでほしくて、わざとデメリットを話していない可能性があります

②「使える」アドバイザーかどうか

チェックボックスの写真

この場合の「使える」とは、きちんと仕事をしてくれるのかという意味です。

具体的には、面談や電話をしたあとに「転職理由と希望条件をもとに〇月〇日までに電話/メールで結果をご報告します」と、期限を明確に設定してくれる人のことです。

期限を設定して動いてくれる人は、内定後の手続きにかかる時間、最終面接までにかかる期間などのスケジュールを逆算して動いてくれる人です。

また、アドバイザー自身が、自分で期限を決めるということは、求人を探すという仕事をスケジュールに組み込むことで、「自分のやるべきこと」として意識している証拠でもあります。

もしも担当のアドバイザーが期限設定をしてくれない場合は、「〇日までに結果いただけますか?」と自分から言ってみてくださいね。

③「現場知識がある」アドバイザーかどうか

処方箋と処方薬の写真

現場知識があるというのは、現場の薬剤師や人事担当とやり取りをしている、という意味です。
現場知識があるアドバイザーは、自分で薬局に足を運んで勉強しているアドバイザーであることが多く、その分雰囲気を肌で感じています。

薬剤師さんに近い感覚で現場のことを理解しているキャリアアドバイザーにサポートしてもらうと良いでしょう。

現場の知識があるのかを測る一つの方法として、専門用語を理解しているかを確かめてみるのもいいかもしれません。
普段現場で使用している用語を使ってアドバイザーと会話をしてみてください。

④転職市場を知っているのかどうか

ノートを取る人の写真

市場を知っているというのは、エリアごとの相場観等を理解しているアドバイザーのことを指します。

転職のお手伝いをするプロのキャリアアドバイザーとして、転職市場については誰よりも詳しくなければいけません。

年収や時給の相場観だけでなく、いま転職市場で何が起きているのか、これからの転職市場がどうなっていくのかなどに
アンテナを張っている人がベストといえるでしょう。

今後を見据えて求人の提案や働き方のアドバイスをしてくれる人なら転職のパートナーとしてぴったりですよね。

アドバイザーと話すときの注意点

cautionの張り紙

薬剤師さんとアドバイザーの間で、「感覚のズレ」が起きないようにすることがポイントになってきます。

いくら現場感覚や求人の相場観を持ち合わせていても、あなたが考える「年収が高い」「残業が少ない」という感覚まで、アドバイザーが理解するのは難しいことです。

年収が高い、残業が少ない、今の職場より早く帰れるなどの曖昧な表現は、年収600万円以上、残業30時間以内、19時には家にいられるなど具体的な数字にして伝えましょう。

また、静かで調剤に集中できるような職場なのか、患者さんとの世間話がすることが多く和気あいあいとしている職場なのか、薬剤師さんによって「雰囲気が良い」の定義も異なります。

理想の職場の雰囲気を伝えるときには、「自分にはこんな職場があっている」という伝え方を意識してみてくださいね。