薬剤師が正社員で働くメリット・デメリット

新卒で就職活動をする、もしくは転職をしたいと考えたときに、正社員として就職・転職したいと考える薬剤師さんも多いと思います。
週5日、8時間のフルタイムで働くとすると、多くの薬剤師さんが正社員での雇用を選択するのはどうしてでしょうか。

薬剤師さんが正社員で働く理由を考えると「最も安定している働き方だから」「賞与、昇給があるから」「福利厚生をすべて受けることができるから」などが挙げられると思います。
これらの理由はすべて薬剤師さんが正社員として働くときのメリットとなる点です。

このコラムでは、薬剤師さんが正社員として働くメリットや注意すべき点を解説します。

■正社員と契約社員の違いは?

悩んでいる白衣の女性の写真

フルタイムで働くという点、直接雇用である点は正社員も契約社員も同じです。
では、どのようなポイントでこの二つの雇用形態は区別されているのでしょうか。

社会保険に入ることができるという点では正社員も契約社員も変わりません。

区別のポイントは契約期間にあります。

正社員は、雇用期間に定めがない無期雇用の社員を指します。
つまり本人からの申し出や特別な事情がない限り契約が終了することはない、という雇用契約を結ぶこととなります。

一方で契約社員には契約期間があります。
決められた契約期間が終了した後は別の職場を探すことになります。
しかし、企業との合意があって契約の更新ができれば、引き続き同じ職場で働くことができます。

契約社員についてもっと知りたい方はこちら

■正社員とパート社員はどっちが得になるの?

パソコンを操作する男性の写真

パート社員は正社員と同じく雇用の期間に定めのない契約(=無期雇用)です。
フルタイムで働くパート求人尾もありますが、基本的に正社員とパート社員の違いは働く時間にあります。
パート社員の場合は短時間勤務ができるので、介護や育児など、時間の制約がある中で働きたいと思っている薬剤師さんにとってはピッタリの働き方でしょう。
最近では、ピークの時間に人を厚くしたいから、派遣ではなく自社雇用で雇用したいからなどの理由でパート社員の採用に力を入れている薬局が多くなってきています。

勤務時間や曜日、日数の融通が利きやすい代わりに、時給や待遇面で他の雇用形態に劣ることがデメリットとして挙げられます。
思ってください。
また、パート社員は住宅手当などの各種手当を受けられないことが多いので注意が必要です。

パート社員の働き方が気になる方はこちら

■薬剤師が正社員として働くメリット

処方箋とお薬手帳の写真

最初にご紹介した通り、薬剤師さんが正社員で働くメリットとして挙げられるのは以下の6点です。

・契約社員、派遣社員、パート社員と比較したときに、最も安定した働き方である。
・賞与があることをあ考えると、どの雇用形態よりも月収(年収)が高いことがほとんどである。
・賞与・昇給がある。
・会社で定めた福利厚生がすべて受けられる。
・住宅手当、通勤手当などの各種手当が受けられる。
・社会的な地位と信用がある。

正社員は、長期にわたって安定して働くことが可能で、賞与や昇給があるのがメリットです。
しかも、長く働くほど年収や賞与が上がっていく傾向が強いです。
会社が定めた福利厚生を受けられたり、社会保険や住宅手当、資格手当など各種の手当が受けられたりたりするのも正社員として働くメリットです。

また、社会的な地位と信用が約束されるというもの大きなメリットです。
パート社員や派遣社員だと、どうしても社会的な信用という意味では弱いものになってしまうので、その点でいろいろな不便さが出てくる場合もあります。
例えば、家を購入する際に、ローン審査が下りるかどうかというのも重要な問題です。
安定や社会的な信用という面で一番いい働き方といったら、正社員に勝るものはありません。

■薬剤師にとって、正社員で働くのが一番メリットが多いの・・・?

女性薬剤師が薬を渡している写真

数多くのメリットが存在する正社員という働き方ですが、まったく問題がないとは言えません。
例えば、正社員だと仕事上の「責任」が重くなることも事実です。
何かあったら、真っ先に責任をとらなくてはならないのは正社員なので、そういう意味では苦労がついてまわります。
ただ、責任の大きい仕事を任されるということは仕事のやりがいにも直結します。
ですので、必ずしもデメリットになるというわけではありません。
また安定して働くことができる反面、勤務先の規則に従わなければならないこともあります。

勤務先の規則に従わなければいけないというのは、主に勤務時間に関係しています。
また、残業・休日出勤の際も、パート社員や契約社員よりも先に正社員に声がかかります。

他にも転勤や店舗異動など、本人の意に添わない業務命令にも従わなければいけません。
特に全国展開しているチェーンの薬局やドラッグストアでは、転居を伴う異動が発生するケースも多いです。

もちろん正社員でも転勤・店舗異動がない薬局もあります。

ここで取り上げた、残業がどの程度あるのか、異動があるのかなどは店舗による部分が大きいと考えられます。
ですので、「正社員」という雇用形態ではなく、企業単位、店舗単位で自分の希望通りの働き方ができるのかを見極める必要があります。

■薬剤師が正社員として働くメリット・デメリットまとめ

白衣を着た女性と男性の写真

薬剤師が正社員として働くメリット・デメリットをまとめると・・・

◆メリット

・最も安定した働き方である。
・どの雇用形態よりも月収(年収)が高いことがほとんどである。
・賞与・昇給があり、長く勤めた分だけ賞与もたくさんもらえることが多い。
・会社で定めた福利厚生がすべて受けられる。
・資格取得手当、住宅手当などの各種手当が受けられる。
・社会的な地位と信用がある。(クレジットカードやローンの審査の際に有利)

◆デメリット

・仕事での責任が重い。
・残業・休日出勤が発生しやすい。
・異動が発生する可能性が高い。

以上のことを踏まえると、

・安定して同じ企業で長く働きたい
・仕事にやりがいを求める
・収入と福利厚生のバランスが取れる働き方がしたい
・今後大きなローンを組む予定がある
上記のような薬剤師さんは正社員として働くとメリットが大きいと考えられます。

どの雇用形態でもメリット・デメリットは必ず存在します。
雇用形態に優劣をつけるのではなく、自分に一番合った働き方を見つけてみてくださいね。

 

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