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薬剤師の仕事・キャリア

2023.07.07

あなたは派遣?パート?薬剤師の働き方選び・12のチェックリスト

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自分に合っている働き方は、派遣なのか、パートなのか…。今後の働き方に悩んだことがある方も多いでしょう。どちらにもメリット、デメリットがあり、自分にとって働きやすい方を選ぶことが重要です。日々の業務や同僚とのコミュニケーションを器用にこなせる薬剤師さんほど、気づかずに向いていない方を選んでしまうケースも多く、知らず知らずの内にストレスや不満を抱えてしまうことがあります。

今回は12の項目から派遣とパートの働き方を比較します。自分にはどちらが向いているのか、あらためてチェックしてみてください。

1.同僚の時給に嫉妬しやすい方だ  

派遣は即戦力が期待されるため、パートに比べて時給が高く設定されていることがほとんどです。派遣の求人を出す職場は薬剤師が不足しており、高い時給を支払ってでも働いてもらいたいと考えているからです。

パートは同じ職場で長く働くことが期待されているため、派遣ほど即戦力は求められません。高時給で働きたいという方は、派遣が向いています。

2.時給が高ければ多少のことは目をつぶる  

派遣の場合、研修やOJTなどは最低限ですぐに仕事を任されます。仕事が忙しいことも多く体力的な負担も大きくなりますが、人間関係の悩みやトラブルがあっても、派遣の契約期間さえ乗り切ればよいと割り切って働くことができます。

時給が高ければ忙しくても、人間関係に少し悩みがあってもよいという方には派遣がおすすめです。一方、研修があった方が良い、忙しすぎない職場で働きたいという方はパートの方が働きやすいでしょう。

3.急に休みが必要になることが少ない       

パート、派遣ともに週3日、午前中のみなど働き方を選ぶことができます。急な休みはパート、派遣でも取得できますが、比較的自由に取れるのはパートです。派遣も急な休みは取れますが、派遣会社の規定に従う必要があります。

4.夏・冬休みなど長期の休みが必要だ   

小さいお子さんがいる薬剤師さんは、夏・冬休みなどの長期休暇は子どもと一緒に過ごしたいという方も多いでしょう。派遣の場合、数か月という短期の仕事を選べば、幼稚園や学校がある時期だけ働いて長期休暇は子どもと一緒に休み、休暇明けに次の派遣先で働くといった自由度の高い働き方が実現可能です。

5.残業は絶対にできない 

パート、派遣ともに、基本的に残業はありません。派遣の場合、残業をしてでもしっかり稼ぎたいという方は残業ありの求人を選ぶこともできます。

しかし、急な残業を依頼したいとき、薬局側は時給の安いパートに依頼しがちです。またパートの方も長期間同じ職場で働くため、残業の依頼を断りづらいこともあるでしょう。

決められた時間のみ働きたい、家庭やプライベートの予定を優先させたいという方は、派遣のほうが働きやすそうです。

6.勤務できる曜日・時間は動かせない   

パートは、曜日、時間が固定され、毎週同じスケジュールで働くことになります。決めた曜日や時間を変更する場合には、自分で交渉する必要があります。

派遣も契約書に記載された曜日、時間で働きますが、契約期間が短いため次の職場選びで曜日や時間を簡単に変えることができます。

7.店舗異動をすることは可能            

パートの場合、引っ越しが必要になる異動は基本的にありませんが、近隣薬局、店舗へ異動する可能性はあります。異動して通勤時間が増えると、保育園のお迎えや習い事などに間に合わないといった事態が発生します。

一方、派遣の場合、契約期間中の店舗異動はありません。しかし、派遣先で長く働きたいと思っても契約期間満了とともに終了になることが多いうえに、3年以上同じ職場で働けないという、いわゆる“3年ルール”も適用されます。

8.希望した日に必ず有給休暇をとりたい       

有給休暇は正社員だけでなく、パートや派遣でも取得できます。しかし、派遣は派遣会社がしっかりと契約を守ってくれるため、取りやすい傾向にあります。希望した日に有給休暇が取りたいという方は、パートよりも派遣がおすすめです。

9.業務内容は投薬のみでも構わない         

派遣薬剤師は調剤業務、監査を主に行い、職場運営や業務改善、人材育成などの業務には、基本的に携わりません。そのため派遣薬剤師を長く続けても、管理薬剤師などへのキャリアアップは難しくなります。投薬、調剤のみを淡々とこなしたいという方には派遣が向いていますが、将来的にキャリアアップしてマメジメント業務を行いたいという方はパートで経験を積んで正社員を目指すのがおすすめです。

10.しっかりとしたOJT・研修は必要ない

派遣は即戦力が期待されるため、OJT・研修は充実していないケースがほとんどです。また、調剤未経験OKの求人も多くありません。OJT・研修をしっかり受けてから業務に臨みたいという方はパートの方が向いています。

11.業務外の勉強会にも積極的に参加したい     

パートは直接雇用のため、薬局や店舗が実施する社内勉強会、学会への参加が可能なほか、e-ラーニング受講の補助など、ブラッシュアップの機会が充実しています。

派遣は契約書に明記されていない限り、業務外の勉強会に参加する必要はありません。研修などの福利厚生は派遣会社が提供するため、e-ラーニング受講の補助などはあり、自己研鑽することが求められます。

12.複数の店舗で経験を積みたい  

派遣の場合、契約期間が満了すると次の派遣先へ移ります。そのため、短期間でさまざまな店舗での仕事の仕方、業務の改善案などを学び視野を広げたいという方は派遣の方が向いています。

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