スタッフブログ

薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。

派遣の基礎知識

2023.07.07

薬剤師の派遣とパート 向いている人と向いてない人は何が違う?

笑顔の女性薬剤師
  • 薬剤師
  • 派遣
  • パート
  • 薬局
  • 正社員
  • 短期

正社員のようにフルタイムで働く必要はなく、業務も限られているためプライベートと両立しやすい派遣とパートは、似た働き方に感じるかもしれません。しかし、実際は働き方や業務内容に異なる部分が多く、人によって向き不向きがあります。

今回はそれぞれに向いている人、向いていない人を比較してみましょう。

パートに向いている人の特徴

勤務時間・場所・休み・安定や安心・責任…働くうえで重視するものは人によって異なりますが、もっともバランスが良く、融通が利くのがパートです。

・同じ職場で長く働きたい

パートは派遣同様、有期雇用ではありますが、長期間働くことを前提にしています。慣れた職場で長く働きたい、急な環境変化は苦手という方は、パートとして一つの店舗で長く勤務する方が向いています。

派遣の場合、数か月~3年と契約期間が決まっているため、契約満了後は次の職場に移らないといけません。また、同一事業所の同一部署で働けるのは3年以内というルールも存在します。

・研修が充実した環境で働きたい

パートの場合、薬局やドラッグストアなどから直接雇用されており、正社員と同様に新薬の勉強会や発表会などへの参加が義務付けられているケースがほとんどです。また、入社後の研修が充実している職場も多く、しっかりと研修を受けてから業務に就きたい、知識のブラッシュアップを自分でするのは大変という方は、パートがおすすめです。

・ゆったりとした雰囲気の職場で働きたい

派遣の場合、即戦力として活躍することが期待されます。そのため、派遣に入ってもらって繁忙期を乗り切るという職場が多く、派遣はどの職場に行っても多忙ということがよくあります。一方、パートの場合は、同じ職場で長く働けるため、繁忙期や忙しい時間帯はありますが、派遣のように常に忙しい職場というわけではありません。

・幅広い業務を経験したい

在宅医療やかかりつけ薬剤師など、患者様と長期にわたって信頼関係を築く必要がある業務は、契約期間に限りがある派遣には任せづらく、パートか正社員が対応するのが一般的です。一方、派遣は調剤や監査がメインとなり、業務改善の提案や人材育成は行いません。将来的に管理薬剤師になりたいという方は、パートで多彩な経験を積み、正社員を目指すことをおすすめします。

派遣に向いている人の特徴

高い時給で働きたい、残業はしたくないなど絶対に譲れない部分が明確にある人や、仕事への柔軟性がある、コミュニケーション力が高いという方は、派遣の方が向いています。

・時給が高いところで働きたい

パートと比較して派遣は時給が高く設定されているケースが多いため、しっかり稼ぎたいという人は派遣がおすすめです。場合によっては、時給換算をすると正社員を超えるケースもあります。

・自由な時間で働き、残業はしたくない

派遣の場合、契約書に残業の有無が記載されているため、働く前に残業の有無を選ぶことができます。そのため、残業無しの求人を選べば残業はなく、仕事と家庭とのバランスがとりやすくなります。万が一、残業が発生しても派遣会社に報告があり、残業代がしっかりと支払われます。勤務時間へのこだわりが強い方は、残業なしや勤務曜日が決まっている派遣の方が快適に働けるでしょう。

・短期間でしっかり稼ぎたい

派遣薬剤師を募集している職場は、人手不足の傾向があり、就業初日から現場で働くなど多忙なケースが多くなりがちです。その分、時給も高く設定されており、忙しくても短期間でしっかり稼ぎたいという方は派遣が向いています。

・幅広い科目の処方せんを経験したい

科目によって処方される薬は異なるため、幅広い科目の調剤を経験してスキルを磨きたいという方は、派遣としてさまざまな職場を経験するのがおすすめです。また、派遣の場合、調剤や監査が主な仕事となるため、調剤だけに特化して働きたいという方も派遣の方がよいでしょう。

・自分で自己研鑽ができる

派遣には即戦力が求められるため、研修、OJTは最低限であり、パートや正社員のように勉強会への参加義務はありません。そのため、自分で最新知識や新薬について学ぶ必要があります。セルフコントロールが苦にならないという方は、派遣が向いています。

・薬局ごとに手順が変わっても柔軟に対応できる

薬局や店舗ごとにルールや業務の流れは少しずつ異なります。そのため、すぐに人に聞けるコミュニケーション力の高い人や柔軟性がある人は、即戦力として活躍できるでしょう。

・職場選びや仕事中に専門スタッフのサポートがほしい

派遣の場合、求人の希望から就業中のトラブルまで、派遣会社の担当者がサポートしてくれるため、業務に集中できます。特に就業中、契約以外の仕事を依頼されたり、人間関係のトラブルが発生したりした場合は、派遣会社の担当者が職場と交渉してくれます。気軽に相談できる人がそばにいるというのは心強く、安心して働くことが可能です。

薬剤師の転職はアプロ・ドットコムに相談を

20年以上の実績を持つ薬剤師専門の転職支援を行うアプロ・ドットコム。担当のキャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングを行い、正社員、派遣、パートなど、一人ひとりに合った最適な働き方、職場を紹介します。そのため、アプロ・ドットコムを利用して転職をした薬剤師の98.3%がまた利用したいと回答するなど、満足度の高さが自慢です。

求人を自分で探したい方は、サイトの求人検索にアクセスしてみてください。エリア、雇用形態のほか、こだわり条件で検索が可能です。プロに相談したい方は、無料サポート登録に希望条件を入力してみてください。キャリアアドバイザーがすぐに調べて、最適な職場を提案します。

薬剤師の派遣社員求人情報はこちら