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薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。

薬剤師の仕事・キャリア

2023.11.28

都会と地方で大きく変わる薬剤師の転職&年収事情

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高額といわれがちな薬剤師の年収ですが、実際の相場はどれぐらいなのでしょうか。今回は薬剤師の年収について、さまざまな角度から検証。正社員と派遣社員、業種別、都道府県別などの軸で、年収の実情を解説します。併せて地方への転職で年収UPする可能性についても紹介しますので、薬剤師としての働き方に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

薬剤師の年収

2006年に5万件だった薬局の数は、2020年には約6万件と増加しています。病院と薬局では薬局で働く薬剤師のほうが多いため、薬剤師の働く場所は増えていると考えられます。そんな薬剤師の年収がいくらくらいなのか、気になりますよね。ここではまず、働き方や業種、職場の規模、地域などに分けて年収をみていきましょう。

・正社員と派遣社員の年収

令和4年賃金構造基本統計調査によると、正社員として働いている薬剤師の平均年収は約583万円という結果になっています。一方、派遣社員の多くの賃金は時給となっており、だいたい3000円が平均です。月に20日、1日8時間労働で働くと考えて計算すると、年収は約570万円。正社員の薬剤師よりは低い金額ですが、ほかの業種に比べると高額です。

・業種別の年収

薬剤師の業種別の年収は以下のとおりです。

・調剤薬局 約428万円〜596万円
・病院 約401万円〜542万円
・ドラッグストア 約446万円〜594万円
・製薬会社 約431万円〜664万円

最も年収が高い可能性があるのは製薬会社で、次いで調剤薬局になりますが、調剤薬局とドラッグストアの年収は近いことがわかります。製薬会社の薬剤師は成果主義で働くことも多いため、年収が高くなりやすいです。ドラッグストアの年収が高めなのは、調剤薬局を併設している店舗が増えており、人手不足で薬剤師が取り合いになっているからでしょう。また、ドラッグストアではキャリアを積んで複数の店舗を束ねる管理職として働くケースもあり、その場合も年収が高くなると考えられます。

・職場の規模による年収

職場の規模による年収は以下のとおりです。

・10〜99人 約586万円
・100〜999人 約572万円
・1,000人以上 約584万円

規模の小さい職場は調剤薬局やドラッグストア、大きい職場は総合病院や大手製薬会社などとなっています。上記の結果から、薬剤師の年収は職場規模によってさほど左右されないことがわかります。高年収の薬剤師の仕事を探す際には、職場の規模を気にする必要はないでしょう。

・都道府県別の年収

以下は一部の都道府県の年収です。

・東京都 約553万円
・大阪府 約553万円
・愛知県 約622万円
・静岡県 約698万円
・長野県 約659万円
・高知県 約642万円
・福島県 約489万円
・長崎県 約428万円

一般的な職業では、地方よりも東京など都市部の年収が高い傾向ですが、薬剤師では地方のほうが高いという逆転現象が起こっており、不思議に思う人もいるかもしれません。実は、薬学部が都市部に集中しているため、薬剤師の数が過剰になっており、その一方で地方では不足しているという状況になっています。不高い給料を払ってでも、とにかく薬剤師を確保しなければならない地域もあるようです。

地方への転職で収入UP

都市部にこだわらずに求人を探し、結果的に収入が上がるなど満足のいく転職になった例も多くあるので、転職を視野に入れているなら地方や離島などを検討するのもおすすめです。たとえば、都市部では通勤に1時間〜1時間半かかることも珍しくありませんが、地方なら車で10分しかかからないなど、通勤事情が改善する可能性があります。

ただし求人数には地域差があり、都市部や地方都市に約80%が集中しているのも事実です。そのため、希望する地域に求人が出ていない可能性もあるのでしっかりチェックしましょう。

高年収・高時給の求人を見つけたいならアプロ・ドットコム

今回は、薬剤師の年収をさまざまなテーマで分けて紹介しました。薬剤師として高時給・高年収の職場で働きたいなら、年収アップできる地方勤務も選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。

とはいえ、いきなり知っている人がいない地方に引っ越して働くとなると勇気がいりますよね。迷っている方は、アプロ・ドットコムにご相談ください。アプロでは、期間限定の地方勤務も多数取り扱っており、住居と交通費込みで高時給の求人もあります。

都心部は薬剤師が充足しており、パートやスポット派遣の求人も多くなっていますが、人手不足の地方は正社員求人が中心で、派遣求人はそこまで多くありません。自分だけで仕事を探すのは大変という方は、アプロを頼ってください。薬局のニーズや薬剤師の就業事情に精通したキャリアアドバイザーが仕事内容や収入、働き方の条件、住環境まで丁寧に説明し、しっかりとサポートする体制が整っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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