Last Updated on 2022年5月17日
仕事も家庭家庭を持ちながら働いている女性薬剤師さんのなかには、仕事と家庭の両立で悩んでいる方も多いと思います。
日中は薬剤師として働き、家に帰ってからは家事や育児をこなすというのは想像以上に大変なことですよね。
完璧にこなそうと頑張ることは立派ですが、無理をして体を壊したり精神的な負担が増えてしまったりしたりするのは、あまり望ましいことではありません
心身ともに健康で、いきいきと過ごすためには、誰かの協力が必要不可欠ですが、パートナーである男性は、その大変さに気づいていないことがほとんどです。
パートナーと良い関係性を保ったまま、家事や育児に協力してもらうためのコツをご紹介します。
目次
仕事と家庭の両立のために知っておきたいこと
内閣府の世論調査によると、「妻には働きながら家事や育児もやってほしい」と思っている男性が一定数いることが分かっています。
女性視点だと「なんて身勝手な」と思うかもしれませんが、これは男性と女性では仕事と家事の両立の考え方が大きく違うと捉えることもできます。
女性薬剤師はこれを踏まえて、旦那さんに理解してもらうこと、協力してもらうことがポイントになってきます。
大変だということを理解してもらうために
全てを理解してもらうことは難しいとしても、薬剤師はミスの許されない緊張感のある仕事だということはぜひ知っておいてもらいたいところですよね。
男性の中には「女性は男性ほどバリバリ働くものではないだろう」「男性の仕事の方が大変だろう」と思っている人もいます。
仕事についても家事についても、協力の前に理解してもらうことが大事です。
協力してもらうためにやるべきこと
大変さを理解することで、旦那さんが自主的に協力してくれるケースも出てくるでしょう。
大変さへの理解を協力に変えていく方法をご紹介します。
それは、「〇〇が大変なの」ではなく「〇〇が大変だから助けてくれない?」と、大変だと感じていること+依頼をするように伝えることです。
「〇〇が大変なの」とだけ伝えると「それで何をして欲しいの?」と相手にもストレスを与えてしまいます。
日頃から「〇〇だから~してほしい」というようなコミュニケーションの取り方を意識してみてください。
仕事と家庭を両立させるための5つのテクニック
①意思表示をする
一つ目のテクニックは意思表示をすることです。
先ほどもお伝えした通り、自分の状況とどうしてほしいかをセットにして伝えるように心がけるというものです。
大変だということは分かっていても、どの程度大変なのかまで理解できないパートナーが多いと思います。
そうなると「大変なのはわかってるけど、それはお互い様だから」と協力してもらえないケースがあります。
そこで、1日のスケジュールを書き出して、具体的にどのくらい忙しいのかを可視化してみてください。
あなたのスケジュールと、パートナーのスケジュールも書き出すことをおすすめします。
そうすることで、旦那さんのスケジュールも把握でき、家事や育児の分担がしやすくなるからです。
もちろん、具体的な忙しさが分かったことで、自分から家事を手伝うといってくれるケースもあるでしょう。
②小さいお願いから始める
しっかり意思表示をしても、「疲れてるから」「今忙しいから」という理由で、なかなか手を貸してくれない旦那さんも多いかもしれません。
そこで効果的なテクニックは、小さなことからお願いするというものです。
男性にとって、やり慣れていない家事や育児をいきなりやるのはハードルが高いことです。
大変そうだと苦手意識を感じる方もいるでしょう。
そこで、まずはゴミ捨て、食器を下げるなどの負担の少ないものからお願いしてみてください。
そこから徐々にお願いの範囲を広げてみてください。
また、お願いするときは「今手が離せなくて忙しいから、〇〇やってくれたら嬉しいな」と伝えてみてください。
人は「〇〇やっといて」と上から目線でお願いされることを嫌うからです。
手伝ってもらったらお礼や感謝を伝えることで、「また手伝おう」というモチベーションになるので、意識してみてください。
③取捨選択をする
ポイント1、2ではパートナーの行動を変えるための方法をお伝えしました。
仕事と家庭の両立をするには、あなた自身の考え方を変えることも大切です。
具体的には、なんでもかんでも自分でやると考えるのではなく、できることと出計ないことの基準を明確にしてみてください。
例えば家事であれば、これだけは最低限やるというのを決めてみてください。
基準が決まっていない人は全てをこなそうとしてしまいますが、それでは体力的にも精神的にも付かれてしまいますよね。
バランスを取って生活するためにも、できることとできないことを明確にし、できないことは周囲に頼ってみてくださいね。
基準を決める、取捨選択をするときは、習慣に囚われないということを意識してください。
習慣になっていることは、ついつい必要なことと考えてしまいがちです。
しかし、取捨選択をする際は「今までやっていなかったとしたら、今からでも始めようと思うか」と考えてみてください。
このような見直し作業は1年に1回くらいのペースでやることをおすすめします。
④自分に合う働き方を見つける
薬剤師の仕事は、様々な働き方が可能です。
正社員、パートタイムはもちろん、派遣でも勤務やメディカルライターとして活躍する薬剤師さんもたくさんいます。
もちろん、生涯薬剤師としてバリバリ働きたいと思っている女性薬剤師さんもたくさんいると思います。
家庭と仕事を比較したときに「子どもが小さいうちは子どもとの時間を大事にしたい」という場合や、「子どもの急な体調不良で早退することが多い」と感じている場合は、お子さんが小学校に上がるまでの間だけ派遣やパートで働くという選択肢もあります。
正社員の方が収入が多かったり高待遇のケースが多かったりしますが、派遣やパート勤務の場合は自由な時間を手に入れることができます。
ぜひパートナーと話し合って、あなたに合う働き方を見つけてみてくださいね。
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