Last Updated on 2022年4月6日
年々薬剤師さんが派遣で働くことが認知され、アプロ・ドットコムにも「派遣とパート、どっちが向いているんでしょうか?」というお問い合わせが増えてきました。
パートと派遣は、フルタイムではなくパートタイムで働くことができるという点で共通しています。
どちらも、子育てや家事と両立させて働きたい薬剤師の方に人気の働き方です。
似ている点があるため、本来はパートに向いているのに派遣で働いていたり、逆に派遣に向いているのにパートで働いていたりする薬剤師さんもたくさんいると思います。
そこで今回は、あなたが派遣に向いているのか、パートに向いているのか見極めるポイントをご紹介します。
目次
パートと派遣の比較
共通点が多く、比較されることも多いパートと派遣。
この二つのメリット、デメリットを表にまとめました。
一般的なことも記載していますが、意外と知らないこともあるかと思います。
ぜひチェックしてみてください。
実はパートに向いていない薬剤師ってこんな人
パート勤務の良いところは、勤務時間・休み・場所・安定・責任感などのバランスが良い点です。
逆に、これらのうち何か一つにこだわろうとすると、バランスがれなくなりがちになってしまいます。
時給にこだわる
パートは、正社員や派遣と比べるとどうしても給与が低くなってしまいます。
それでも、「パートだから」とある意味割り切って働ける方や、給与だけでなくバランスを取って長く働きたいと思っている方は、パート勤務に向いています。
しかし、同じ職場の派遣薬剤師や、仲の良い派遣薬剤師の時給が気になってしまう方は、正直パートには向いていないでしょう。
なぜなら、派遣の場合、繁忙期になったり深刻な人手不足だったりすると、通常よりも時給を上げて募集をかけることがあるため、後から入ってきた派遣社員の方が時給が高いというケースが多々あるからです。
人手不足だと、正社員の休みが回せなかったり残業が多くなったりしてしまうため、このようなことが起こります。
仕方のないことですが、時給が気になるという薬剤師さんは派遣で働くことを検討してみてはいかがでしょうか?
時間や休みにこだわる
多くのママ薬剤師さんがパートで働いているということもあり、残業や急な休みにも理解のある薬局がほとんどだと思います。
しかし、いつも決まった時間に帰れたり、決まった曜日だけ勤務できたりするとは限りません。
勤務時間にこだわりたい方は、派遣契約で残業なしや勤務曜日を選択できる派遣の方が向いているかもしれません。
また、派遣勤務の方が時給が高いため、支払う残業代も多くなります。
長く働いているパート社員の方が薬局の勝手を分かっていることもあり、薬局としては派遣よりもパートの薬剤師さんに残業を頼みがちです。
実は派遣に向いていない薬剤師ってこんな人
学ぶ環境・スキルにこだわる
勉強したい、スキルアップしたいと思っている薬剤師さんはたくさんいると思います。
様々な店舗・薬局を経験できる、幅広い科目の処方せんを経験できるという点では、派遣勤務も多くの学びが得られます。
しかし派遣勤務は、薬局内外の勉強会などへの参加が義務化されていません。
そのため、自分で努力しないと知識を身につけることは難しいということは覚えておいてください。
同じ職場の正社員やパート薬剤師は勉強会に参加しているのに、派遣の自分だけ参加できないということも考えられます。
自分で計画を立てて勉強する必要があるので、セルフコントロールが苦手な方は派遣勤務に向かないかもしれません。
マイペースに働きたい
高時給で休みの融通が効きやすいため、自分の希望条件で働きやすい派遣勤務。
しかし、「ゆったりとした雰囲気の職場で働きたい」「せかせかした雰囲気は苦手」という方は注意が必要です。
なぜなら、そもそも人手不足で募集をかけている薬局で、のんびりと働きたいということ自体が難しいからです。
手順やマニュアルにこだわる
「自分のやり方で仕事を進めたい」という方は、短期間の契約の派遣ではなく、一つの店舗で長く勤務できるパートをおすすめします。
また、ブランクがあったり、「細かく指示してくれないと不安」という思いがあったりする場合もパート勤務の方が向いています。
派遣薬剤師さんには、勤務初日からある程度仕事をこなしてほしいという期待があります。
そのため、受け入れマニュアルは用意してあるけれど、一から研修をするという薬局は少ないです。
アプロ・ドットコムの派遣サポート体制
派遣とパートの違いや、どちらがどんな方に向いているかは理解していただけましたか?
次に派遣に強いアプロ・ドットコムの、薬剤師さんのサポート体制についてご紹介します。
優良派遣事業者を獲得
アプロ・ドットコムでは薬剤師さんに安心して派遣勤務していただくために、優良派遣事業者認定制度にて、優良派遣事業者を獲得しています。
優良派遣事業者認定制度とは、「財政的に安定した経営をしているか?」「派遣スタッフのキャリアアップ支援を行っているか?」「個人情報の管理が適切にできているか?」などの82個の項目から成り立っています。
これらすべての項目をクリアしないと、認定が下りない仕組みとなっています。
全国で2万社以上ある派遣会社のうち169社しか獲得しておらず、薬剤師派遣を行っている事業者でこの認定を受けているのはたった3社しかありません。
充実のeラーニング
アプロ・ドットコムでは、スキルアップを望む薬剤師さんのために、無料で受講できるeラーニング講座を提供しています。
医学・薬学の知識、コミュニケーション、薬局の実態、感染症とワクチンなど、様々なジャンルから120講座まで受けることが可能です。
薬剤師さんは無料で受講でき、受講期間は1年間です。
薬剤師賠償責任保証完備
福利厚生の一環として、就業いただいている薬剤師さんを対象に、薬剤師賠償責任保険に加入しています。
「調剤を誤ったために、服用した人の体の具合が悪くなった」「業務中に、薬局の備品を破損・汚損してしまった」などのケースで適用となり、万が一の事態に備えて、万全のサポートをしています。
有給休暇制度
意外と知られていませんが、派遣社員でも有給休暇を獲得することが可能です。
入社して半年後に、勤務日数や勤務時間によって有給休暇が付与されます。
その後1年経つと、また新しく有給休暇が付与されます。
ちなみに有給休暇を使用しても、時給分(全額)のお給料が振り込まれますよ。
おわりに
今回は派遣とパートの違いや、どのような人が向いているのかをご紹介しました。
キャリアプランや今後の働き方を考えるきっかけになれば幸いです。
働き方や転職・就職でお悩みがある方は、ぜひアプロ・ドットコムにご相談ください。
一人ひとりに合った、親身な姿勢で誠心誠意サポートします。