Last Updated on 2022年4月3日
ミスが許されない業務が多く、人間関係が狭くなりがちな薬局内での人間関係に悩む薬剤師さんはたくさんいます。
仕事自体にやりがいを感じていても人間関係でモヤモヤしている方もいるかもしれませんね。
薬剤師さんは女性の割合が高く、薬局内もどうしても女性が多い職場になることが多いです。
このような薬局では、女性が多い職場ならではの問題が起こりがちです。
このコラムでは女性社会でうまくやっていくためのヒントが提供できればと思っています。
ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてみてくださいね。
目次
薬局はどうしても「女性社会」になりがち
薬剤師は女性が多い職種であり、厚生労働省の調査でも、全体の6割が女性ということが分かっています。
その中でも、特に調剤薬局や病院では女性の比率が高くなっているようです。
このような補正が多い職場では、女性心理を理解して行動することが、円滑な人間関係を築くコツになります。
まずは、男性と女性では考え方や価値観、行動パターンが異なるということを理解することから始めてみてください。
女性の多い職場でぎくしゃくしないために
誰にも分け隔てなく接する
これは薬剤師業界だけでなく女性が多い社会でうまくやっていくためには必須の考え方です。
特定の人にばかり相談したり指導したりすることが、女性の目には特別扱いしているという風に映ります。
そのつもりはなくても「あのここにばかり相談して、私は無視されている」「あの子ばかりかわいがって指導してる」と思われてしまうこともあります。
先輩でも後輩でも、分け隔てなく接することを意識しましょう。
プライドややりがいを持って働いているのはみんな同じ
家庭を持っていたり育児をしながらパートや派遣で働いていても、薬剤師という仕事にやりがいを持っているのは男性でも女性でも同じです。
「家庭が第一なんだろう」「仕事は二の次だろう」という固定概念を持たずに、一人の薬剤師として接してください。
女性は察する能力が高い人がたくさんいます。
態度や言葉から自分がどう思われているのかを察することもできるので、女性、男性関係なく、お互いを尊重することで円滑なコミュニケーションを取ることができます。
女性特有の集団行動、どうすれば良い?
女性は気の合う同士のグループで行動することが多く、その輪の中に入っていきにくいという悩みを抱える人も少なくありません。
無理やり中に入っていくとストレスにもなってしまうので、あまり気にしなくても大丈夫です。
「集団行動をとりたがるのは女性心理の一つ」ということを理解したうえで、自分のストレスにならない距離感で接してみてください。
身だしなみに注意
メイクをしたリヘアアレンジをしたりする機会が多いため、女性は自ずと他人の身だしなみに目がいってしまうもの。
身だしなみ=第一印象で損をしている可能性もあるので、今一度、清潔感のある服装、髪型を意識してみてください。
細やかな仕事ができるのが女性の良いところ
男性に比べて比較的細やかな気配りができるのが女性の良いところです。
これは仕事中でも同じことが言えます。
細かなところまで気を配る意識を持つのはもちろん、何か些細なことでもやってくれたら「ありがとうございます」とお礼を伝えることも重要です。
女性は一生誰かの面倒を見る
家庭を持ちながら働いたり、介護をしながら働いたりしている薬剤師さんもたくさんいます。
女性の社会進出が進んだことで、子育てしながら働く女性も増えましたが、小さいお子さんの世話や両親の介護は女性がやることが多いですよね。
パート勤務で夕方ごろに退勤する人を見ると「早く帰れていいよね。こっちはもうひと仕事あるのに」と思ってしまう気持ちもわかります。
しかし、本当はフルタイムで働きたいけど、それが叶わないからパートで働いているケースも考えられます。
時には家庭や子育てが理由で休んだり早退した入りすることがあるかと思いますが、最大限理解する努力をしてくださいね。
サポートする姿勢を示せるか示せないかで、信頼関係にも関わってきます。
おわりに
女性の多い職場で人間関係のストレスを抱えないようにするためのコツを紹介しました。
職場の人間関係で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
「女性と男性は考え方が違う」「女性特有の考え方や行動がある」ということを理解して、普段から接してみてください。