Last Updated on 2022年4月2日
突然ですがあなたは、満足いくくらい長期休暇や夏休みなどの連休を取れていますか?
おそらくほとんどの薬剤師さんが「いいえ」「もっと休みが取れたら嬉しい」と思ったのではないでしょうか?
連休を取るときに問題になるのは、どのくらい長く休むのかという日数の部分と、いつ休暇を取るのかというタイミングの2つです。
長期間の休暇が取れても希望のタイミングで取れない、自分の休み胎児期に休暇が取れたけど3日しか休めないなど、期間とタイミングの両方の希望を叶えることは難しいですよね。
このコラムでは希望通りの休暇を取得するためのコツをご紹介します。
目次
夏休みを1週間取れる薬剤師はどのくらい?
大手チェーンに勤めているか、中小規模の薬局に勤めているか、調剤薬局なのかドラッグストアなのかなど、勤めている環境によって夏休みのとりやすさは多少変わってきます。
アプロ・ドットコムでは、ご登録いただいている薬剤師さんに夏休みに関するアンケートを行いました。
その結果、全体の約半数が夏休みは5日以下と回答しました。
夏休みがないと答えた人も全体の20%近くいました。
このアンケートから、なかなか夏休みが獲りにくい職種であるということが分かります
取れないのではなく「取りづらい」環境
アプロ独自のアンケートで「夏休みはどうやって決まりますか?」と聞いたところ、「職場内で交代で取るなど、調整する」という回答が45%、「病院やクリニック次第」という回答が30%を占めました。
このことから、夏休みがないわけではなく、制度としては存在しているけど、人手不足や暦の関係で休みが取りにくい薬剤師さんが多いことが分かりました。
職場内で調整しているといっても、シフトを管理している人が決める場合や、お互いに希望を出し合い話し合いをして決める場合など、様々なケースがあります。
話し合いにおいても「年次が低いから希望を言いにくい」「お子さんがいる先輩が多いから譲った方が良いかな」など、ついつい遠慮してしまう方も多いでしょう。希望通りの休暇を獲得するには、取りにくい環境をどうするかがポイントになります。
なかなか休みがとりにくい職種でありながら、希望通りに休暇をもらっている薬剤師さんもいます。
では、そのような薬剤師さんは、どんな方法で希望通りの夏休みを取得しているのでしょうか?
希望通りの休みを手に入れるには?
希望通りの休みを手に入れるには、休みがとりやすくなるような工夫が必要です。
基本的なことですができていない人がたくさんいるため、これができると希望が通りやすくなります。
希望を早めに伝える
直前に申請することで、薬局にいる全員のシフト変更をしなくてはいけないかもしれません。
そうなると大勢の人に迷惑がかかるので、直前で希望を伝えるのは避けた方が良いです。
逆に、1カ月くらい前から希望を出したり上司に伝えておいたりすると、休み希望が通りやすくなります。
率先してコミュニケーションを取る
先ほどお伝えした通り、休みの調整は同僚との話し合いによって決まるケースも多いです。
この場合は、自分が調整役を買って出ることで自分の希望を伝えやすくなります。
話し合いをリードするのが苦手な人が多いからこそ、率先して動いた人が有利になります。
時期をずらす
家庭のある薬剤師さんや地方から上京してきている薬剤師さんは特に、お盆の時期に夏休みを取りたいという方が多いでしょう。
もし、「休暇の時期はそこまでこだわりがない」「時期よりもまとまった休みでリフレッシュしたい」という場合は、7月や9月など、お盆の時期をずらして希望を出してみてください。
早めに希望を出すこととあわせることで、さらに長期間の休暇をとりやすくなります。
休みたい理由を伝える
帰省や旅行などのプライベートの理由でも、この時期に休みたい理由は何かを伝えることをおすすめします。
理由を伝えることで、相手に納得感を与えることができるからです。
「自分の都合だから言っても変わるかわからない」と思うかもしれませんが、伝えておいて損はありません。
後ろめたく感じる必要はないので、ぜひ使ってみてください。
休みやすい環境づくりも大切
先ほどお伝えした通り、「休みを取れないのではなく、取りにくい環境である」ことが多いです。
そのため、根本から解決するためには休みをとりやすい環境づくりをすることが必要です。
日頃から休みやすい体制にしておく
有給や代休を当たり前に取れるような職場にすることで、自然と夏休みも遠慮なくとることができるようになります。
そのためには十分な人員の確保やシフトの見直しなどが必要になってきます。
もし採用やシフト管理に関われる立場なら、ぜひ一度見直しをしてみてください。
休むことを尊重する雰囲気作り
同僚や上司がお互い休みを尊重する雰囲気を作ることも大切です。
せっかく制度として夏休みがあるのに、休みたいと言えない雰囲気があるのはもったいないことです。
「働くときは働く、休むときは休む」「意欲を持って働くためにも休んでリフレッシュすることが大事」という雰囲気を作れると良いでしょう。
立場を踏まえた環境づくり
上司は部下が休みをとりやすいように配慮すべき、ということはよく聞きますよね。
休みやすい雰囲気を作るためには、上司が休みやすい環境を部下が作ることも大切になってきます。
上司や先輩が安心して休めるように、どんな仕事をしているのか観察したり、きちんと普段の仕事に取り組んだりしてみてください。
どうしても休めない、休みがとりにくい場合は転職も一つの手段
紹介した方法を試してもなかなか休みが取れない、職場関係で悩みがあるなどの場合は、転職も一つの手段として考えてみてください。
アプロ・ドットコムでは一人ひとりに寄り添った親身な対応で、あなたの転職をサポートします。