【薬剤師必見】派遣の勤務時間にはワナがある!? 

Last Updated on 2019年11月22日

錠剤と虫眼鏡の写真

薬局の派遣求人にある「開局時間」と「勤務時間」。
開局時間は薬局が開局している1日の時間、
勤務時間は薬局で働く時間だということは
想像がつく薬剤師さんも多いと思います。
しかし、この二つの時間を見たときに
注意しなければいけないことがあります。
それは、必ずしも「開局時間=勤務時間」ではないということです。

これらを間違えて理解してしまうと、
「時間が自分のライフスタイルに合わないから派遣に転職したのに、
同じことの繰り返しになってしまった」と、
転職で叶えたかった条件を叶えられない可能性も出てきます。

では、薬剤師さんが薬局求人の実働時間を正しく見極めるためには
どうすれば良いのでしょうか。

■薬局の実働時間を見極めるポイント

黒板にPOINTと書いていある写真

一般的によく見かける派遣求人は
「開局時間:9時~18時(実働8時間・休憩60分)」
というものだと思います。

この場合は、「開局時間=勤務時間」と考えて問題ありません。

では、開局時間が「9時~19時(休憩60分)」の派遣求人は
薬剤師さんは1日何時間の勤務になるのでしょう。
実働8時間か9時間だとどちらが正しいのでしょうか?
・・・正解は「どちらも考えられる」です。

実働8時間の派遣求人の場合、
「9時~18時」「10時~19時」などの
決まった時間で勤務をします。
しかし、開局時間が「9時~19時」の派遣求人の場合は
毎日9時~19時まで勤務するという訳ではありません。
実働9時間の場合は、
変形労働時間制」を使っているケースがほとんど
です。

「変形労働時間制」とは、一定の期間を平均して、
1週間当たりの労働時間が1週間の法定労働時間(40時間)を
超えないのであれば、特定の日に1日の法定労働時間(8時間)を超えたり、
特定の週に法定労働時間を超えても、
法定労働時間内に収まっているとして扱う制度です。

仮に「一定の期間」を1週間とした場合、1週間の勤務時間が
月:9時間、火:8時間、水:7時間、木:休み、金:9時間、土:7時間
であれば、1週間の合計勤務時間が40時間なので
「法定労働時間内に収まっている」と捉えることができます。

開局時間が「9時~19時」までの場合、
実働9時間勤務を月のシフトにより行うこととなります。
また、「変形労働時間制」を使っていないケースとして、18時~19時までの1時間を残業扱いにして勤務をしている薬局も稀にありますので注意が必要です。

■求人票に「早番」と「遅番」がある場合

薬棚の前に立つ白衣の女性の写真

「勤務時間:(早番) 9:00~18:00、(遅番) 9:30~18:30」のような
求人票を見たことがあること薬剤師さんも多いと思います。

この場合、①早番もしくは遅番固定での募集、

②早番と遅番のシフト勤務の募集
の両方が考えられます。

■薬局の開局時間/勤務時間チェックポイント

チェックボックスの写真

1)開局時間が9時間を超える場合、勤務時間には注意が必要
→必ずしも「開局時間=勤務時間」ではない 

2)シフト制のチェック
→実働時間の確認(変形時間労働制の有無)
3)早番と遅番がある場合は注意が必要
→早番のみ、遅番のみの勤務は可能かチェックが必要

■あわせて確認しておきたい残業時間

処方箋と薬の写真

勤務時間とあわせて確認しておきたいのが残業時間の有無です。
求人票では「月20時間以内」「5時間以内」のように
書かれていることが多いです。

残業はあまりしたくない、定時で帰りたいという薬剤師さんは
繁忙期の残業時間なのか閑散期の残業時間なのかを

必ず確認するようにしましょう。
加えて、薬歴の記入が当日中に終わらなかった場合は
当日中に終わらせる必要があるのかも分かっていれば
転職後・就職後のミスマッチを防ぐには効果的でしょう。

薬歴の記入を絶対に当日に終わらせなければいけないという薬局の場合
混雑が続いた日は薬歴記入のために
残業せざるを得ないという状況になってしまことも考えられるからです。

■気になっている派遣求人はどちらに当てはまるの?

悩んでいる白衣の女性の写真

ここまで読んでいただいた薬剤師さんの中には
「仕組みはわかったけど、実際に自分が気になっている求人が
どちらにあてはまるのか分からなくなってきた」
と思っている薬剤師さんもいるのではないでしょうか。

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