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薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。

求人トピックス

2025.05.27

派遣薬剤師や単発派遣で働きたい人も要確認!「薬剤師賠償責任保険」とは?

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薬剤師の仕事は、人の命に関わる医療の一端を担っています。経験が浅かったり、未経験分野の業務だったりすると調剤や投薬、服薬指導のミスで事故やトラブルが起こらないとはいいきれません。ベテランであっても、「ヒヤリハット」の経験がある人もいるでしょう。

自分の過失で患者様に損害・被害を与えてしまうような「もしも」の時に備えて加入しておきたいのが「薬剤師賠償責任保険」です。安心して働くためにも、薬剤師賠償責任保険とはどんなものなのか、内容や加入方法、薬剤師として確認しておくべきことなどをしっかりと理解して、いざという時に自分の身を守れるようにしましょう。

薬剤師賠償責任保険とは

「薬品の取り違えで患者様が植物状態に」「処方量を間違えて乳児が呼吸困難とチアノーゼで入院」これらは実際に起こった事例です。故意ではなくとも業務上で生じた過誤によって患者様に損害を与えてしまい、法律上の賠償責任が生じた場合は薬剤師が損害賠償金を支払わなければならないことがあります。この損害賠償金を支払う制度が「薬剤師賠償責任保険」です。

「自分は絶対にミスはしない」「単発派遣だから大丈夫」…そんなことはありません。どんな人にもミスは起こりえます。たった1日の勤務でも、その1日で事故が起こってしまうかもしれません。法的な損害賠償金は高額であることが多く、個人で支払うには相当な負担になります。任意の保険であるとはいえ、加入を義務付けている勤務先もあるほど、薬剤師には必須の保険です。

代表的な保険の補償内容

契約内容によって変わりますが、基本的には「損害賠償金」「訴訟費用や弁護士費用」が補償されます。不注意などで相手に損害を与えてしまった際に支払う損害賠償金には、相手の入院費や治療費、休業補償などが含まれます。

さらに訴訟に時間がかかるほど高額になる訴訟費用・弁護士費用や、医療事故が起こってしまった際の応急手当や救急措置費用も補償されます。契約内容によっては、相手に対する見舞費用など「初期費用」が補償されるものもあります。

保険の加入方法

保険には団体加入と個人加入の2種類あります。勤務先の企業や薬局などの法人が団体加入していれば、薬局(薬局開設者)と薬剤師個人の両方が補償対象になります。正社員しか保険に入れないと思っている人も多いかもしれませんが、パートや派遣であっても勤務先の保険に加入できます。

ただし、職場状況や雇用形態などによっては加入できない場合や、薬剤師個人の補償がされない場合もあります。勤務を開始する前に職場の加入状況を確認し、職場で加入できない場合は個人での加入も検討しましょう。

個人で保険に加入する場合

個人で加入するには3つの方法があります。契約内容によって保険額や保険料が違うので、補償内容や追加可能なオプションも含め確認が必要です。

・日本薬剤師会の会員になって加入する

もっとも一般的な加入方法です。日本薬剤師会の会員になることで保険に加入できます。最近では薬剤師が医療機関との情報共有や患者様へのオンライン服薬指導など、オンラインを利用して業務を行うことも増えてきており、その際の情報漏洩などのトラブルを補償する「サイバー保険」もオプションで選択できます。

・日本病院薬剤師会の会員になって加入する

日本病院薬剤師会の会員になることで加入でき、勤務先のある都道府県病院薬剤師会の窓口で手続きをします。

・民間の保険に加入する

薬剤師賠償責任保険を取り扱っている民間の保険会社でも加入できます。

少しでもリスクを減らすためのポイント

薬剤師賠償責任保険に加入していれば、万が一の場合も安心です。とはいえ、できればミスは起こしたくないものです。少しでもリスクを減らすために、3つのポイントでミスを防ぎましょう。

・少しでも疑問に思ったことは調べる

業務に慣れてきて油断がでてくると、些細なことを見逃してしまうことがあります。少しでも自信がなかったり、気になることがあったりしたら必ずその場で調べる習慣をつけましょう

・常に複数名でチェックする

ひとりでは気づけなくても、複数でチェックすれば未然に防げる確率が上がります。ダブルチェックは基本ですが、過信せずに第3者を通すようにすることも有効です。

・調剤監査支援システムやロボット調剤を導入している職場を選ぶ

レセコンに入力した薬剤名と調剤薬剤を確認できる調剤監査支援システムの使用や、薬剤師に変わってロボットが調剤を行うことでミスを減らすことができます。個人では難しいですが、積極的に導入している職場であればミスが起こる確率も低くなるでしょう。

「アプロ・ドットコム」は薬剤師賠償責任保険の加入費用を全額負担

薬剤師業界に特化し、転職支援に25年以上の実績がある「アプロ・ドットコム」は、単発派遣も含め派遣求人を豊富に扱っています。

派遣会社によっては保険料などを自己負担しなければならないことがありますが、アプロは保険加入費用を全額負担。アプロで派遣社員として就業すれば、福利厚生の一環として薬剤師賠償責任保険に加入できます(補償期間は派遣就業期間に限ります)。

手続きなども代行するので、面倒なことは一切ありません。派遣や単発派遣で安心して働きたい方は、無料サポート登録のうえ、お気軽にご相談ください。