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薬剤師のライフスタイル
パート・アルバイトで働く
2023.11.16
パート薬剤師という働き方のメリット・デメリット
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子育て中やブランクがある場合、一般的には仕事を続けるのは大変ですが、薬剤師なら比較的希望に沿った職場を見つけることができます。そんな子育て中のママ薬剤師や、ブランクからの復帰を考える薬剤師さんにおすすめなのが、パート薬剤師という働き方です。
今回は、パートで働く際のメリット、デメリットを紹介します。興味がある方は、ぜひ参考にして理想の働き方を手に入れてください。
目次
パート薬剤師のメリット
正社員、派遣社員、アルバイト・パートなど、薬剤師の雇用形態はさまざまです。パート薬剤師の特徴は、子育て中で働くことに制約があったり、ブランクがあったりしても働きやすいことです。
・仕事と家庭の両立が可能
パート薬剤師の求人は、短時間勤務やシフト勤務が多いのが特徴のひとつです。正社員と同等の業務内容だったとしても、残業や急な出勤などはほとんどありません。
受け入れる薬局の店長やスタッフも、あらかじめライフステージやライフワークバランスを重視した働き方であることを認識しているため、仕事と家庭の両立がしやすいといえます。
・転職しやすい
正社員のように長期雇用が前提ではないため、職場が合わなかった際に転職しやすいのもメリットのひとつ。求人数が多いこともあり、自分に合った職場が見つかる可能性が高いといえます。
・時給が高め
地域や職場により差があるとはいえ、他の職種に比べて時給が高い薬剤師。令和4年の賃金構造基本統計調査で、パートなどの短時間労働者にあたる薬剤師の全国平均時給は2,903円となっています。
派遣薬剤師と比べると、多少低めにはなりますが、時給相場は1800円から2500円程度。数は少ないものの、それ以上の求人もあります。高時給の求人であれば、勤務時間が少なくてもある程度の高収入になります。
土日祝日や平日夜など、薬剤師が不足する時間帯に働ければ、さらに時給アップの可能性もあります。
・時間の融通が効く
薬剤師派遣同様に「週3日」「土日のみ」「午前・午後のみ」など、比較的自由度の高い働き方を選べます。「子どもが保育園にいる間だけ」「配偶者の休みに合わせて平日勤務」など、家庭やプライベートに合わせた勤務体系で働いている人もいます。
子どもの急な発熱などのトラブル、学校行事などにも対応しやすいのは、ママ薬剤師さんにとって大きなメリットでしょう。
・残業が少ない・職場の異動や転勤がない
正社員なら基本的に残業があっても対応しなければならず、大手チェーン薬局やドラッグストアなどでは数年単位での異動もありえます。
パート薬剤師なら残業もなく、あっても少なめのところがほとんど。異動や転勤もないので同じ職場で働くことができ、勤務環境を変えずに済みます。
パート薬剤師のデメリット
メリットが多いパート薬剤師ですが、デメリットがないわけではありません。仕事を探す際にはデメリットも理解し、どんな対応ができるのかも考えてみましょう。
・キャリアアップや昇給は期待できない
勤務時間が限られるため、責任を伴う業務を任せられることはほとんどありません。キャリアアップや、それに伴う時給アップは期待できないので、職場を決める前には納得いく条件で選ぶようにしましょう。
キャリアアップを考えるなら、パート勤務の間は勉強や経験を積む期間と割り切り、時期が来たら正社員への転職を考えるのもひとつの方法です。
・雇用が不安定な場合も
雇用期間に制限がないとはいえ、薬局の業績が悪くなったときに、人員整理の対象になるのは正社員よりもまずパートやアルバイトです。
とはいえ、正社員だから保証されるというわけでもありません。正社員でもパートでも、仕事を始める際には勤務先の企業についてしっかり調べておくようにしましょう。
・福利厚生には制限がある
派遣薬剤師の場合は、派遣元である派遣会社の福利厚生が受けられますが、パートの場合は就業先の企業の制度が適用されます。
ただしほとんどの企業の福利厚生は、正社員であることが前提。パート薬剤師の場合は条件つきなどの制限があったり、場合によっては福利厚生がなかったりする場合もあります。
産休や育休制度が適用されない場合は、退職を考えなければならなくなることもあるでしょう。各種手当や退職金なども、ほとんど適用されません。職場の福利厚生についてはあらかじめチェックしておきましょう。
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メリットが多く、求人数も多いからこそ、子育て中のママ薬剤師やブランクがある薬剤師にもおすすめのパート薬剤師の仕事。メリットを活かして理想の働き方を探したいものです。
選択肢が多いのはうれしいことですが、だからこそ自分で選ぶのは難しいという人もいるでしょう。子育てに追われて、時間がなければなおさらです。
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