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薬剤師の仕事・キャリア

2026.08.11

「調剤ができるだけ」の薬剤師は危ない!30代から考えたい次のスキル

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「調剤スキルには自信がある…でも、このままでいいのかな?」。30代になると、今後のキャリアを考え始める薬剤師も多いのではないでしょうか。最近は、調剤業務だけではなく、患者様とのコミュニケーション力や在宅対応など、“選ばれる薬剤師”なるためには求められる役割が少しずつ変わってきています。

今回は、30代薬剤師が次のキャリアを考えるうえで意識したいスキルや、これから広がる働き方について紹介します。

選ばれる薬剤師に求められる役割

高齢化が進み、医療現場で求められる役割は少しずつ変化しています。薬剤師を取り巻く環境も、AIの進化や薬学部の増加、オンライン医療の普及などの影響で変わりつつあります。実際に、AIによる処方監査や調剤が進んでいる職場で働いている方は、仕事の変化を実感しているでしょう。

しかし、薬剤師の必要性がなくなることはありません。とはいえ、医療を取り巻く環境の変化に伴い、求められる役割は変化してきています。ここでは、選ばれる薬剤師に求められる役割を3つ紹介します。

チーム医療を支える役割

医療の高度化により、医師や看護師、理学療法士などが連携するチーム医療が進んでいます。その中で薬剤師は、薬の専門家として処方や副作用の確認を行い、服薬指導を行います。薬剤師には医療の質の向上や患者様の安全確保、医師の負担軽減につながる役割が求められます。

地域包括ケアシステムでの役割

高齢化に伴い、在宅医療や介護を含めた地域包括ケアシステムの整備が進んでいます。その中で重要なのが、患者様の服薬情報をまとめて管理する「かかりつけ薬剤師」です。かかりつけ薬剤師は、複数の医療機関の処方内容を確認し、薬の重複や飲み合わせのリスクを減らし、安全な薬物療法を行います。

リフィル処方箋への対応

2022年4月に導入されたリフィル処方箋制度では、病状が安定した患者様は同じ処方箋を一定回数利用できるようになりました。薬剤師には、医師と連携しながら処方内容に問題がないかを確認し、適切に調剤する役割があります。また、患者様の健康状態を継続して確認し、必要に応じて医師へ情報提供も行います。

30代薬剤師がキャリアのために意識したいスキル

ここからは、30代薬剤師がキャリアのために意識しておきたいスキルを5つ紹介します。

知識をアップデートする

医療や薬学は日々進歩しているため、新しい知識を学び続けることが大切です。最新の情報を取り入れ、医療関係者や患者様へ適切な情報を提供できるよう、継続して知識を更新しましょう。

専門性を高める

認定薬剤師や専門薬剤師の資格を取得すると、専門性を客観的に示せます。かかりつけ薬剤師や在宅医療に携わる場合にも役立ちます。専門性を高めると医療関係者や患者様からの信頼につながり、キャリアアップにも活かせるでしょう。

コミュニケーション力を磨く

薬剤師の仕事は対物業務から対人業務へと変化しているため、現場で求められる薬剤師になるには、コミュニケーション力が欠かせません。薬剤師は患者様や医療スタッフと関わる機会が多いため、円滑に連携する力が必要です。

患者様の不安や疑問に寄り添いながら話を聞き、状況に応じた情報をわかりやすく伝えられると、患者様からの信頼を得られます。また、医師や看護師などと連携する際には、相手の立場を理解しながら自分の意見を適切に伝える力が必要になります。

在宅医療や対人業務の経験を積む

「対物から対人へ」という流れが進んでおり、在宅医療やかかりつけ薬剤師としての経験は今後のキャリアの強みになるでしょう。在宅医療では患者様の生活環境や生活リズムに合わせた服薬管理を行うため、生活全体を踏まえて支援する力が求められます。

かかりつけ薬剤師をめざす

かかりつけ薬剤師は、薬物療法だけでなく健康や介護に関する相談にも対応し、患者様を継続的に支える役割を担います。かかりつけ薬剤師になるには、実務経験や勤務時間・勤務年数などの条件を満たし、研修認定薬剤師の資格取得や地域活動への参加が必要です。認定を受けると、患者様の同意のもとで指名を受けられ、一人ひとりに合わせた服薬管理や服薬指導を継続して行えます。

薬剤師は今後も求められる仕事

AI技術の発展やオンライン薬局の普及、薬剤師数の増加による供給過剰への懸念から、薬剤師の将来を不安視する声も増えています。しかし、薬剤師の役割は医療や社会の変化に合わせて広がっており、薬剤師の必要性は今後も続きます。また、今回紹介したように、今までとは異なるスキルを持っている薬剤師の必要性が高まっています。

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