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薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。

薬剤師の仕事・キャリア

2025.06.06

薬剤師の将来性は?減るってホント?これからの薬剤師に必要とされる知識・スキル

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薬剤師は業務独占資格なので、以前は資格があれば一生安泰だといわれていました。しかし、最近になって薬剤師を取り巻く環境の変化に気づき始めた人もいるのではないでしょうか。同じ職場でずっと働き続けていると、環境の変化に気づくのが難しいかもしれませんが、転職を考え始めて周囲を見渡した時、薬剤師採用や求人の状況の違いに気づく人もいるでしょう。

現在、あらゆる職種で効率化をめざすためにデジタルツールや生成AIを導入しています。それは薬剤師も例外ではありません。このような状況のなかで、薬剤師の将来はどうなっていくのでしょうか。今回は、これからも必要とされる薬剤師になるために、どんな知識やスキルが必要なのかを解説します。

これからの薬剤師はどうなっていくの?

現在、薬局に限らず医療業界全体が生成AIなどさまざまなツールを導入することで、業務の効率化を図っています。電子化された処方箋を病院がオンラインで送付し、薬局でデータを受け取るとロボットが自動で薬剤を取り揃え、一包化し、残薬を仕分けるところまでが自動化されています。技術や経験がないと作業に時間がかかっていた一包化も、多くの薬局が機械化している状況です。

人間が作業すると避けられない調剤ミスも、自動化により防ぐことができます。また、処方の内容や薬歴の管理などに関しても、デジタルツールを導入することで業務効率化が図れます。

このような状況のなかで、薬剤師の人数は増加し続けており、将来的には需要を上回るかもしれません。デジタル化がさらに進んで従来からの業務が激減し、薬剤師が飽和状態になったとしても必要とされる人材は、どんなスキルを持っているのでしょうか。

これから必要とされる薬剤師とは?

これまで薬剤師は、いかに素早く正確に業務をこなせるかが問われてきました。しかし最近は、デジタルツールの導入などによって、求められる薬剤師像が変化しています。パソコンや各種アプリなどデジタルツールのスキルは、必須となるでしょう。

ここからは、薬剤師として長く活躍していくために必要とされる知識やスキルを具体的に見ていきましょう。

・対人スキル

単純作業や対物業務の効率化・自動化が進むなかで、より重視されるのが対人スキルです。厚生労働省も「今後の薬剤師は対人業務にシフトしていく」という方向性を示しています。コミュニケーション能力を高めて「人間にしかできない仕事」のスキルを高めていく必要があります。

服薬指導自体はAIにも行うことができます。しかし、「患者様の表情やリアクションなどから対応を変える」「理解度に応じた説明をする」「会話のなかから得た情報を判断し、必要な説明を加える」などのきめ細かい対応は人間が得意とするところで、薬剤師としての経験が活きる仕事です。

・専門性

薬剤師として積んできた経験に加え、「この分野の専門性がある」といえることは強みになります。「専門病院の門前薬局で勤務していたので、このジャンルに詳しい」といったアピールに加えて、スキルの証明になる専門薬剤師や認定薬剤師の資格を取得しておくといいでしょう。

高い専門性を持った薬剤師のニーズは根強く、知識に加えて経験があると、転職における面接でも評価されるでしょう。

・在宅医療におけるチーム連携力

日本人の高齢化が進む中、在宅医療の重要性が増しています。医療、介護、福祉などが一体となって、高齢者が自分らしく最期を迎えられるための「地域包括ケアシステム」を築いていくなかで、薬剤師は多職種との連携を求められています。

在宅医療はあらゆる分野の専門家が関わり成り立つチーム医療です。その中で、在宅薬剤師は薬を処方するために定期的に患者様の自宅を訪問します。患者様にあわせて服用しやすい形状の薬へ種類を変更したり、飲み忘れを防ぐためにお薬カレンダーを導入したりと、きめ細やかな配慮と工夫が必要になってきます。

チーム医療の関係者、患者様本人、ご家族などさまざまな立場の人たちと会話をし、薬剤師としての視点で情報を連携させていくためには、高いコミュニケーション力が必要です。

・かかりつけ薬剤師としてのスキル

これからの薬剤師は「かかりつけ薬剤師」として、地域の人たちと深いつながりを持つことを期待されています。かかりつけ薬剤師は、従来の薬局薬剤師としての仕事だけでなく、処方薬と市販薬、サプリメントとの飲み合わせを確認したり、薬に対する疑問や不安、健康や介護など幅広い相談に対応したりします。

患者様一人ひとりの生活に寄り添ってサポートする仕事が多く、かかりつけ薬剤師として活躍していくためには、専門知識と経験に加えて地域社会への積極的なコミットメントも必要とされるでしょう。

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