スタッフブログ
薬剤師の仕事・働き方・キャリアに関するトピックスから、最新の薬剤師求人、派遣や単発派遣に関する法律やルールまで。薬剤師の最新事情に精通したアプロ・ドットコムのスタッフが、就職・転職に役立つ記事を配信いたします。
薬剤師の仕事・キャリア
2025.06.08
「今すぐ転職しないほうがいい薬剤師」の5つの共通項

- 薬剤師
- 派遣
- 転職
- 正社員
- 仕事
- アプロ・ドットコム
薬剤師として働いている人のなかには「ずっと今の職場で働き続けるのか」「転職したほうがいいのか」と迷っている人もいるでしょう。今すぐ転職したい人もいれば、明確な理由はないけど転職したいという人もいるかもしれません。薬剤師は、他の職種と比べると転職しやすい傾向がありますが、いざ転職するとなると、それなりの準備やサポートが必要です。
今回は、転職しないほうがいい薬剤師の共通点を5つ紹介します。また、それでも転職したい場合の対処法や転職したほうがいいケースも紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
今すぐ転職しないほうがいい薬剤師の特徴
ここからは、今すぐ転職しないほうがいい薬剤師の特徴を5つ紹介します。
目的やめざすキャリアが曖昧
「知り合いが転職して成功しているから」「なんとなく今の職場が嫌だから」「給料が少ないから」など、明確な目的がなく、曖昧な気持ちの場合は転職をしないほうがいいでしょう。そのような目的で転職しても転職先で満足できるとは限りませんし、満足できずに転職を繰り返してしまうかもしれません。
転職活動を成功させるためには転職したい目的を明確にし、しっかりと将来設計を行い、ミスマッチを防ぐことが大切です。また、将来どうなりたいのかというキャリアが決まっていない人の転職も危険です。
「もっと活躍したい」といった曖昧な気持ちではキャリアプランが立てづらく、転職してもどう行動したらいいのかわからない可能性があります。モチベーションが上がらない・維持できないという状態に陥りやすくなるでしょう。その結果、転職先の職場も嫌になり、転職を繰り返してしまう可能性が高まります。
その場合は、自分がなぜ薬剤師になりたいと思ったのかを振り返ってみましょう。初心にかえることで、何が不足しているのか、何が必要なのかが理解しやすくなります。たとえば、「かかりつけ薬剤師」になりたいと思っていたのなら、必要な資格を取得したり、かかりつけ薬剤師を募集している職場への転職を検討したりすることができます。
人間関係などによる後ろ向きな転職
薬剤師に限らず、多くの人が人間関係の悩みを解消するために転職活動をします。確かに人間関係がうまくいっていないとストレスを感じやすくなり、仕事に行くのが嫌になったり、業務がはかどらなかったりと問題が発生します。だからといって、人間関係だけが理由で転職するのはおすすめできません。人間関係の悩みはどの職場でもあり得るため、転職先でも同じように悩む可能性があります。
そのため、まずは現在の職場で解決できないか考えてみましょう。上司や同僚に相談したり、異動願いを出したりするという方法もあります。とはいえ、どうしても耐え難く、心身に影響が出ている場合は転職を検討したほうがいいでしょう。その際には後ろ向きな理由ではなく、前向きな理由を考えて転職に臨むことが大切です。
実は現状にけっこう満足している
「今の職場に飽きた」「知り合いも転職している」などの理由から、現状に不満がない場合でも転職をしたくなることがあるでしょう。しかし、それだけで転職に踏み切るのは危険です。すぐに転職という結論を出さず、まずは現状の環境のいいところをしっかり認識するようにしましょう。
転職したとしても今よりいい状況で働けるとは限りませんし、さらに不満が増えるリスクもあります。特に不満がなく、ただ満足度を上げたいだけの場合は、今の職場で何ができるか、どうしたら満足感を得られるかを考えてみましょう。
転職回数が多く長く続いたことがない
薬剤師は実績やスキルを評価される専門職で「転職回数が多いのはNG」とは一概にはいえません。だからこそ、より転職をしたいという気持ちが出てくるのかもしれませんね。しかし、転職回数が多いうえに勤務年数が短いとなると話は違ってきます。
採用担当者から「すぐに辞めてしまうかもしれない」と懸念されると採用されづらくなるため、辞めずに済むようにじっくりと転職先を検討する必要があります。これ以上経歴が不利にならないよう、慎重に考えたほうがいいでしょう。
年収UPしたいだけで他の条件を検討していない
しっかりまじめに働いていれば、それなりの給料をもらいたいと思うのは当たり前です。しかし、現状の給料に不満があり、年収を上げたいだけの転職もおすすめできません。安易に転職するのではなく、今の会社で昇給ができる場合はそのままがんばったほうがいいでしょう。
なぜなら、転職先で必ず年収がUPする保証はないからです。たとえ年収が上がったとしても残業が多くなったり、責任が重くなったりして、希望の仕事や働き方とギャップが生じる可能性もゼロではありません。現在の会社と希望する会社の状況を照らし合わせて、慎重に転職を検討することが大切です。
どうしても転職したい場合にすべきこと
今すぐ転職しないほうがいい薬剤師の例を紹介しましたが、どうしても転職したいという人もいるでしょう。ここでは、その場合にすべきことを、6つ紹介します。
・将来像を明確にする
転職を安易に決める前に、まずは自分の未来を具体的に描き、将来どのような薬剤師として活躍したいかを明確にしましょう。仕事だけでなく、プライベートについてもイメージしておいたほうが安心です。そうすれば、理想の生活やキャリアが具体化でき、最適な選択肢を判断しやすくなるでしょう。
・一旦立ち止まって考える
何か不満があって転職しようと考えているなら、一旦立ち止まって考えてみましょう。転職は今後の人生に関わる大きな決断です。転職をした場合のメリットとデメリットを考えることも忘れないようにしましょう。不安を解消するためだけに転職しても、新しい職場でまた新たな不満が出てくる可能性もあります。今の職場でその不満を解決できないかを探り、どうしても解決できない場合に転職に向けて動き出すのがおすすめです。
・転職先を妥協しない
「とにかくすぐに転職したい」「今の職場から離れたい」という気持ちが強いと妥協して転職先を選んでしまう恐れがあります。転職するのは一瞬ですが、転職したら終わりではなく、その後は働き続けなければなりません。そのため、転職活動を行う際にはスケジュールに余裕を持たせることが必要です。自分の希望や条件をしっかりと考え、優先順位をつけ、譲れない条件を絞り込みましょう。
・現職の魅力を考える
「転職したい」と思ったら一度立ち止まり、今の職場の魅力を再評価してみましょう。どんなところがいいのか、メリットは何かを考え、それらを手放しても新しい職場に移りたいか考えてみてください。
薬剤師は国家資格を有しているため転職のハードルが低いと感じるかもしれませんが、だからといって些細な不満で転職を考えてしまうのは危険です。一度退職してしまうと、「やっぱり前に職場のほうがよかった」と思ってもなかなか戻ることはできません。
・転職先は理想的に見えるため注意が必要
転職活動をしていると、転職先の職場の待遇が今よりもいいように見えます。それは、求人情報にはマイナス面を記されておらず、プラス面しか載っていないためです。しかし、実際に働いてみると全然違ったということもあり得るため、冷静に判断しましょう。
たとえば、求人情報にいいことばかり書いてあっても、求人理由が欠員補充の場合、前任者の退職理由が存在します。たとえ魅力を感じる求人でも、問題が潜んでいないか見逃さないようにしてください。
・キャリアアドバイザーに相談する
自分ひとりで転職を決めていませんか。転職しようか迷っている時はネガティブな思考に支配されていることが多いため、決断する前に客観的な意見を聞くことが大切です。転職支援サービスのキャリアアドバイザーに相談すれば、転職について総合的に相談できますし、求人の探し方のアドバイスももらえます。
薬剤師の転職の場合、薬剤師に特化した転職エージェントに相談するのが基本です。なぜなら薬局や病院に関する情報を豊富に持っており、キャリアプランの相談、企業とのやりとりなど、さまざまなサポートをしてもらえるためです。ひとりで悩んでしまいそうな人は、実際にサポートを受けてみて、どんな転職活動をすればいいのかのアドバイスをもらうと安心して転職活動が行えるでしょう。
今すぐ転職をしたほうがいいケース
今まで安易に転職をしないほうがいいことを伝えてきましたが、状況によっては転職したほうがいいケースもあります。ここでは5つのケースを紹介します。
・昇給やキャリアアップの可能性が低い
現在の会社で将来的にも昇給が期待できない場合は、転職を検討してもいいでしょう。今まで何年も働いていたのに全く昇給していないなどが当てはまります。薬剤師は少人数の職場で働くことが多いため、上司と相性が悪いなどの理由でキャリアアップが見込めない場合も転職を検討してもいいでしょう。
転職すれば適切な評価を受けられるようになり、今よりもいい状態で働けるかもしれません。もちろん、転職によって昇給する、キャリアアップできるとは限らないため、転職先の情報をしっかりチェックしておくことが大切です。
・適切な評価を受けられない
しっかり働いていて結果を出しているにも関わらず、実力や成果に見合った評価が得られていない場合は転職を検討してもいいでしょう。人事評価は自分ではコントロールできません。適正な評価を受けられていないとモチベーションの維持も難しくなります。
薬剤師は業務量が多く、職場によってはノルマが課されるケースがあります。それらをしっかりとこなしているのに、給料が相場よりも著しく低かったり、昇給がなかったりする場合は正当な評価を受けていないかもしれません。同僚と比べて待遇が低い場合も注意が必要です。
・採用時と労働条件が異なる
基本的に採用時に労働条件が示されているはずですが、勤務時間や業務内容、責任の重さなどが実際と異なった場合、不信感を抱いてしまうこともあるでしょう。たとえしっかり労働条件を確認していても、このような事態は起こりえます。
もちろん会社に悪意があるとは限らず、慢性的な人手不足に陥るなど何らかの理由があり、入職時と労働環境や待遇が変化してしまうケースもあります。長時間労働になったり残業が常態化したりすると、心身ともに負担がかかります。まずは上司に改善を願い出るべきですが、それでも改善しない場合は転職を検討するといいでしょう。
・相談しても問題が解消されない
職場でのトラブルや悩みを上司などに相談しても解決しない場合、転職を検討してもいいでしょう。毎日残業が続いていることを相談しても改善されない、人員を増やしてくれないなどが当てはまります。短期間ならまだしも、長期間ワークライフバランスを維持できないと心身ともに疲れ切ってしまいます。体調を崩す前に転職を検討しましょう。
・職場がブラック
客観的にみて、どうしようもないブラックな職場で働いているなら、なるべく早急に転職を検討しましょう。健康を害してしまったら元も子もありません。薬剤師は患者様に服薬指導や健康指導を行う立場です。まずは自分が健康に働ける職場に転職し、しっかりと業務をこなすようにしましょう。
転職するならエージェントを利用するのがおすすめ
薬剤師として転職したい場合は一般的な転職エージェントではなく、薬剤師業界に特化しているエージェントに相談するのが最適です。キャリアプランの相談はもちろん、選考の対策や企業とのやりとりなどをサポートしてくれるなど、安心して転職活動を進めることができます。
豊富な求人を扱っていることが多いため、幅広い求人からぴったりな求人情報を提供してくれるでしょう。できれば、正社員だけではなく、派遣やパート、アルバイトなど、全ての雇用形態に対応しているところがおすすめです。
薬剤師の転職なら「アプロ・ドットコム」が一番!
「アプロ・ドットコム」は薬剤師に特化した転職サポートを実施しており、実際に多数の実績があります。専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、正社員で働きたい人、自由な働き方が可能な派遣や単発バイトで働きたい人など、一人ひとりのニーズに沿った求人を提案します。
都市部だけでなく、地方の求人数多く取り扱っているので、希望の条件に合う求人が見つかるでしょう。無料サポート登録をしていただければ、カウンセリングでじっくり話を聞かせていただいたうえで、最適な求人を紹介いたします。「薬剤師の転職について、実際のところを知りたい」「転職しようか迷っている」という方も、ぜひお気軽にお問い合せください。