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2025.07.15
「ひとり薬剤師」が向いている人とつらい人の特徴 実はメリットもある?

薬剤師として働きたい人、または現在薬剤師として働いている人のなかには、ひとり薬剤師に興味がある人もいるでしょう。
ひとり薬剤師とは、本来複数の薬剤師が分担する業務をひとりで担う立場のことで、仕事内容や忙しさは職場によって異なります。調剤薬局の場合、処方箋の枚数や近隣医療機関の診療科目、規模などによって業務量や忙しさは変わってくるでしょう。一方、ドラッグストアでは、一般用医薬品の販売に加え、調剤業務もひとりで対応する場面が多く、幅広い業務を同時にこなす必要があります。
今回は、そんなひとり薬剤師に向いている人、ひとり薬剤師をつらいと感じる人の特徴を紹介します。また、ひとり薬剤師だからこそのメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
ひとり薬剤師に向いている人
ひとり薬剤師はメイン業務の調剤から投薬まで全てひとりでこなすため、責任感があり、自分のペースで物事を進めたいと考える人に向いています。また、人に気を遣いやすく、職場での会話や人間関係に疲れを感じたり、他人の指示や干渉に煩わしさを覚えたりする人にも最適です。ひとりで働く環境のほうが自分らしいスタイルで仕事を進められるでしょう。
ひとりで業務を完結させるには高いストレス耐性が必要になるため、プレッシャーにも冷静に向き合える力を持っている人にも適しています。その他、店舗運営を含む幅広い業務を通じてスキルアップが可能なため、常に成長をめざすような意欲の高い人にも、非常に魅力的な働き方といえます。
ひとり薬剤師をつらいと感じる人
ひとり薬剤師の働き方には向き不向きがあり、つらさを感じやすい人もいます。たとえば、業務の責任が重い、患者様を待たせてしまうことに強いプレッシャーを感じる人にとっては負担が大きくなりがちです。また、体制の都合上、休憩や休暇を取るのが難しい場合もあるため、急な休みを取りたいなど柔軟な対応が必要な場面でストレスを感じやすい人もいるでしょう。
また、ひとりで業務をこなす環境では孤独を感じやすく、誰かと悩みを共有したいと思う人はつらいと感じるかもしれません。その場合、同じ職場に限らず、他の薬剤師との交流機会を意識的に作るなどの工夫をするとよいでしょう。
ひとり薬剤師のメリット
ここからは、ひとり薬剤師ならではのメリットを4つ紹介します。
・高時給・高収入
ひとり薬剤師には給与面での大きな利点があります。なぜなら、店舗運営を一手に担う責任や調剤からOTC販売まで多岐にわたる業務内容が評価され、高額な報酬が提示される可能性があるからです。特に人手不足が顕著な地方では薬剤師の数が限られていることもあり、需要の高さから年収800万〜1000万円程度の待遇が提示されるケースがあります。
・スキルアップできる
ひとり薬剤師は店舗の業務を一手に担うため、迅速で正確な対応力が不可欠です。薬局長としての役割に加え、在庫管理や発注など、運営全般に携われば、薬剤師としての経験だけではなく、経営面のスキルも自然と磨かれていくでしょう。このようにさまざまな業務を経験することによって、専門性とマネジメント力の両面からキャリアの幅を広げることができます。
・人間関係で悩まない
ひとり薬剤師の魅力は、何といっても人間関係によるストレスがほとんどないことです。薬剤師の転職理由には、人間関係の悩みがよく挙がります。複数の薬剤師が働く職場では業務の連携が必要になるため、相手の仕事ぶりが気になり、それが人間関係悪化の原因になりかねません。
ひとり薬剤師ならば、そうした煩わしさから解放され、自分のペースで業務を進められます。また、もともと人づき合いが苦手な方、ひとりで黙々と仕事したい方にとっても理想的な環境といえるでしょう。
・多様な業務ができる
ひとり薬剤師として働くと、薬剤師業務を一通り経験できるため、幅広いスキルが自然と身につきます。また、調剤や服薬指導だけでなく、店舗全体の運営に携わるうちに、薬局の仕組みや流れを総合的に理解することができ、経営感覚も養われるでしょう。こうした経験が評価され、管理職など責任あるポジションへとステップアップする可能性もあります。
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