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薬剤師の転職ノウハウ

薬剤師の転職を成功させるポイントや転職活動の流れを解説。履歴書や職務経歴書の書き方や面接対策など、アプロ・ドットコム(IQVIAグループ)が培ってきたノウハウもご紹介して、薬剤師のみなさまの疑問や不安を解消いたします。

薬剤師の転職活動を成功させる3つのポイント Three Points for Success

  • 希望条件の優先順位を決める

    Point 希望条件の優先順位を決める

    理想に近い職場への薬剤師転職を実現させるためには、「大事にしたいこと」を明確にする必要があります。希望条件をすべて満たす求人は、なかなか見つからないもの。自分にとって重要な条件を絞り込み、重要な条件を満たす求人を探すと、満足度の高い転職に近づくことができます。

    まずは、転職先の条件を挙げてみましょう。「残業20時間以内」「年収450万円以上」「病院勤務(病棟業務担当)」など、具体的に考えることがポイントです。希望条件が整理できたら、「譲れない条件」と「妥協できる条件」にわけましょう。選択肢を広げるためにも、譲れない条件は2〜3個に収めるのがベストです。最後に、重要度の高いものから優先順位をつけていきます。

    実際に求人を探す際は、「譲れない条件」の中でも、優先順位が高い条件を満たしているかを基準にしましょう。いくら魅力的な求人でも、「譲れない条件」に当てはまらない場合は候補から外します。いくつかの候補が上がった際に、「譲れない条件」と「妥協できる条件」について、それぞれ優先順位の高い条件を満たしている求人が、第一志望となるでしょう。

    優先順位を決める際に注意したいのは、転職を決意した本当の理由を見失わないこと。例えば「仕事にやりがいが感じられない」という理由で転職を決めた場合は、年収が下がったとしても、やりたい業務に関われる職場を選んだほうが、結果として満足できる可能性があります。「ワークライフバランスを重視したい」「薬剤師としてのキャリアアップをめざしたい」など、自分の希望も忘れないようにしてくださいね。

  • 転職先候補の情報収集を行う

    Point 転職先候補の情報収集を行う

    求人を見て気になる職場を見つけたら、まずは企業の詳細な情報を集めましょう。企業研究は、転職後のミスマッチを防ぐためにも役立ちます。

    企業理念や経営方針は、公式ホームページでチェックします。昇給率や有休消化率といったデリケートな項目は、転職エージェントの担当者に聞くのがおすすめです。可能な場合は、職場見学を申し出て、実際の労働環境を確認するとよいですね。調剤薬局やドラッグストアであれば、一度お客さんとして利用すると、職場の雰囲気を体感できます。

    職場見学では、以下のポイントをチェックしましょう。
    • ①薬剤師1人あたりの業務量はどのくらいか
    • ②スタッフ同士のコミュニケーションは良好か
    • ③職場が整理整頓されており、働きやすい環境が整っているか
    • ④多忙な時間帯でもスタッフの対応は適切か

    職場見学で質問できる場合は、「入社前と入社後で、企業に対するイメージはどのように変わりましたか」など、働くスタッフの心境がわかる質問を用意しておくと、企業への理解が深まります。

    なお、地域相場や業界水準に比べて年収が高すぎる求人は、実は残業が多い・離職率が高いといったケースもあるので要注意。求人情報だけに頼らず、リアルな情報に基づいて見極めるようにしましょう。

  • 自己PR・志望動機を固める

    Point 自己PR・志望動機を固める

    応募段階まで進んだら、説得力のある自己PRと志望動機を作成し、面接に備えます。自分の強みやスキルを整理して、転職先でどのように活かせるのかを考えましょう。

    自己PRには、数字を交えた具体的なエピソードを盛り込むこともポイントです。たとえば、「かかりつけ薬剤師としての経験を活かしたい」と述べるよりも、「かかりつけ薬剤師として、〇人の患者さんを担当した経験を活かしたい」と伝えるほうが、説得力がありますよね。

    病院への転職を希望する場合は、担当業務を志望した理由や、スキルアップへの意欲を伝えると効果的です。調剤薬局やドラッグストアなどは企業により特色が異なるので、「なぜ、貴社を志望したか」を伝えるとよいでしょう。このためにも、入念な企業分析が重要となります。

    面接は、基本的なマナーをしっかり押さえたうえで臨みます。自己PRや志望動機について、ハキハキと答える練習をしておきましょう。逆質問の時間は、自己PRの絶好のチャンス。「研修制度はありますか」「御社でキャリアアップをするために必要な条件を教えていただけますか」など、熱意が伝わる質問をいくつか用意しておくといいでしょう。

転職活動の流れ Flow of Changing Jobs

転職活動と聞いてイメージするのは、応募や面接など実際の行動でしょう。
しかし、転職成功のカギを握るのは、実は準備段階なのです。何事も準備が大切。薬剤師転職を成功させるためにも、1つずつ段階を踏んで進めていきましょう。

  • 転職目的の明確化

    転職を決意するとつい浮き足立ってしまいがちですが、実際に活動を開始する前に1度立ち止まって、「なぜ転職したいのか」「転職してどうなりたいのか」を考えてみましょう。この部分が曖昧なままだと、転職活動中に迷子になってしまいます。自分の気持ちを整理して、転職の目的を明確にすることが、薬剤師転職成功の近道です。

    転職目的の明確化
  • ゴール設定

    決意が固まったら、まず「いつまでに転職したいか」ゴールを決めましょう。転職活動が長引くと、次第にやる気が失われていき、思い描いた結果から遠のいてしまいます。転職活動は1~3か月を目安に行うのがオススメです。

    ゴール設定
  • 自己分析

    自己分析は、薬剤師としての経験やスキルをアピールするうえで大事な作業です。これまでのキャリアを振り返り、仕事内容や仕事を通じて感じたこと、その理由などを、一つひとつ丁寧に洗い出してみましょう。キャリアの棚卸しをすることで、経験やスキルが明確になり、自分に向いている仕事や強みが見えてくるようになります。

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    薬剤師に特化した転職支援の専門家が、薬剤師のみなさんの話をとことん伺い、自分では今まで気づかなかった強みと魅力を引き出します。
    自己分析
  • 求人探し

    自己分析を終えたら、求人探しに入ります。自分の中であらかじめ希望条件に優先順位をつけたあと、転職先候補の情報を収集して、候補を絞り込みます。安定して働きたいのか、プライベートも大切にしたいのか等で、働き方の選択も変わってきます。自分が望むキャリアやライフスタイルに合わせて、雇用形態を選びましょう。

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    あなたの希望を聴き、背景を理解したうえで、希望にマッチした薬剤師求人をご紹介します。働き方の選択肢も豊富で、正社員から派遣、単発派遣まですべてに対応しています。
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  • 応募書類作成

    採用担当者が最初に見る「履歴書」。あなたの薬剤師としての職務経験と成果を伝える「職務経歴書」。この2つの応募書類は、直前に慌てて作るのではなく、余裕を持って作成しておきましょう。ここまでの準備が終わっていれば、応募書類はスムーズに作成できるはずです。なお、書類の使いまわしは厳禁です。応募先ごとに毎回作成しましょう。

  • 求人応募

    ここまで準備ができたら、求人に応募します。派遣で働くことを希望する場合は、派遣会社に登録したうえで、仕事の紹介を受けます。

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    ご紹介した求人に応募される場合、面接の調整は担当のキャリアアドバイザーが行います。アプロ・ドットコムは求職者担当と企業担当を同じ一人のキャリアアドバイザーが担当するので、あなたの担当のキャリアアドバイザーが直接人事担当者とやり取りするのでミスマッチを防げます。派遣の場合は、登録時の面談やスキルチェックの結果をもとに、あなたに合う職場を紹介します。
    求人応募
  • 面接

    書類選考を通過したら、面接に向けて準備を進めましょう。面接は企業があなたを評価するだけでなく、あなたが企業を評価する場でもあります。面接の雰囲気などから、自分の希望に近い職場かどうか判断してください。面接回数については、調剤薬局やドラッグストアでは1回のことが多いですが、病院や企業では複数回実施するケースもあります。

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    面接に同行し、納得いく面接ができるようサポートいたします。これまで同席したのべ20000回以上の面接を通じて、求められる行動・回答のポイントを熟知しています。初めての薬剤師転職では緊張すると思いますが、安心してお任せください。
  • 内定連絡・受諾

    内定をもらうと気分が浮つきがちになりますが、ここはいったん落ち着いて、入社・就業するかどうかの検討に入りましょう。これまでの選考を通じて受けた印象や、提示された勤務条件を踏まえて、受諾するか否かを判断します。労働条件通知書(雇用契約書)は必ず確認してください。納得して受諾となったら入社・就業が決定し、必要な手続きに進みます。

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    勤務開始日の調整や条件交渉、さらには内定を辞退したい場合の連絡も、あなたに代わって行います。入社・就業を強要することはありませんので、ご安心ください。
    内定連絡・受諾
  • 退職準備

    転職活動は「内定をもらったら終わり」ではありません。せっかく次の職場が決まっても、円満に退職できなくてスムーズに転職が進まなかったり、最悪の場合は内定辞退となってしまったりする薬剤師さんもいます。最後まで気を抜かずに、円満退職に向けて業務の引き継ぎなどを丁寧に行いましょう。

  • 勤務開始

    新しい職場での勤務が始まります。これまでの薬剤師経験を活かして、一日も早く新しい環境に慣れていきましょう。

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    勤務開始後も、引き続き担当のキャリアアドバイザーがサポートいたします。悩みごとなどは遠慮なく相談してくださいね。
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