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薬剤師の仕事・キャリア

2023.07.28

都市部の求人で年収アップをめざした4人の転職体験談②失敗編

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高年収・高時給で働きたいと思うのは当然のことです。地方は薬剤師が集まりにくいため高額求人が出やすいのですが、都心部でもさまざまな条件をクリアすれば、高年収・高時給を実現できます。

ここでは高年収を600万円以上、高時給を3,000円以上とします。

前回から引き続き、都市部で年収アップをめざした薬剤師の事例を紹介します。今回は年収がアップしたものの、高額求人の落とし穴にはまり結果としては失敗になってしまった2人の体験談です。

事例3.希望エリアで年収630万円のはずが…人間関係に問題あり

長く勤めていた会社が合併されたために退職せざるを得なくなった40代のAさん。1年ほど派遣薬剤師として働きながら、正社員の求人を探していました。

ご両親が高齢になってきたこともあり、大阪にある実家に帰りやすいエリアにこだわっていたため、なかなか理想の求人に出会うことができませんでした。

しかし、運よく実家から30分圏内で年収600万円の求人が見つかりました。常勤の薬剤師が急に退職することになってしまったため急募の求人です。

やっと見つけた希望通りの求人だったため、Aさんは迷うことなく面接を受けることに。

面接では薬剤師としての経験が20年近くあること、前職で部長だったことが評価され、年収630万円を保証するのですぐに来てほしいと連絡がありました。

前職で年収600万円だったAさんは高く評価してもらえたことがうれしく、すぐに入社を決めました。しかし、3カ月で会社を辞めてしまします。

実はこの企業はワンマン社長が経営しており、社長が絶対的な権力を持っていました。同僚のパート薬剤師の話では、社長のワンマンぶりに耐えられず管理薬剤師が短期間で変わり、常勤の薬剤師の入れ替わりも激しいとのこと。

実はAさんの求人は管理薬剤師がワンマン社長に耐えられず退社するため、急ぎの求人として出されたものでした。しかし、面接では一言も話題に上らず、何も知らないままAさんは入社を決めていたのです。

Aさんが入社して1カ月後、管理薬剤師が退職します。すると毎日のように社長から「君が管理薬剤師をやってくれなかったら店がつぶれる」とプレッシャーをかけられました。

Aさんはワンマン社長のやり方に耐えられなくなり、わずか3カ月で退職。今は、「アプロ・ドットコム」に登録し、次の転職先を慎重に探しています。

緊急性の高い求人は都心部でも高額になりやすい傾向にあります。しかし高額求人に飛びつく前に、高額になる理由をしっかり把握しておきましょう。

社長や管理薬剤師がワンマン、もしくはパワハラ傾向があって働きにくく、人材が定着しないため人材不足に陥っているというケースはよくあります。

採用担当者が真実を教えてくれないことも多いため、必ず人材紹介会社に確認を取りましょう。

高額求人の理由や職場のデメリットを尋ねた際に「わからない」や「デメリットはない」と答える人材紹介会社は真実を把握していないか、隠している可能性があります。信頼できる人材紹介会社と出会うことが転職を成功のカギです。

事例4.年収610万円で実家から30分だったのに、半年で異動

横浜の実家を離れ、大手薬局チェーンの北関東の店舗に新卒で就職したTさん。

5年経ち仕事にも慣れてきた頃、家族も友達もいない環境に耐えられなくなり、実家から1時間以内で通える職場に転職したいと考えるようになりました。年収は500万円程度ありましたが、年収アップも希望していました。

とある紹介会社に登録してエリアと年収重視で求人を探したところ、実家から電車で30分、年収570万円という求人を見つけました。

全8店舗を運営する中規模の企業で、年収の他に住宅手当が別途3万円支給されるため、トータルで610万円程度の年収になります。

Tさんは面接で異動の頻度について確認しました。すると「異動はほとんどない」との回答を得たため、長く勤めたいという気持ちも強まり安心して入社を決意。

しかし入社して半年後に異動の辞令が出され、実家から電車で30分の店舗から、片道1時間半弱の店舗に異動することになりました。

面接の時と話が違うと騙されたような気分になったTさんでしたが、どうにか通える距離であったためそのまま勤務を続けました。

今は結婚のために退職し、「アプロ・ドットコム」が紹介した自宅近くの薬局でパートとして働いています。

異動の有無や頻度、シフト、休日などが求人票に書いてある内容や面接で説明されたことと異なる場合、騙されたと感じる方も多いでしょう。人材を獲得したいため、企業側は不利益な情報は隠してしまいがちです。

短期間での転職は、その後の転職に悪影響を及ぼす恐れがあります。だからこそ信頼できる人材紹介会社に登録し、職場の真実を把握しておくことが重要です。

薬剤師の転職支援25年以上。信頼と実績のアプロ・ドットコム

働きながらの転職活動は時間と労力がかかるうえに、一人で行う不安もつきまといます。転職成功のためには、人材紹介会社を賢く使うことが肝心です。

「アプロ・ドットコム」では薬剤師の転職支援の経験が豊富なキャリアアドバイザーが親身になってサポート。一緒になってあなたの強みや弱みを分析し、面接対策や履歴書・職務経歴書作成のお手伝いもします。

「失敗しない職場選び」を重視して転職支援を行っているため、求人のメリットだけでなくデメリット、高額求人となっている背景もしっかりと伝えます。

非公開求人も多く扱っているため、求人検索で希望の求人が見つからなくても、まずはお問い合わせください。

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