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薬剤師の仕事・キャリア

2025.10.21

薬剤師の「自分らしいキャリアプラン」の立て方、教えます!

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調剤薬局、病院、ドラッグストア、製薬会社など、薬剤師にはさまざまな職場があります。仕事や働き方の選択肢が多く、転職のチャンスも多い薬剤師は、しっかりとたキャリアプランを立てなくても働ける仕事です。

とはいえ、「将来が不安」「正社員になったほうがいいのか」「30代や40代になったとき、どんな仕事をすればいいのか」と悩んでいる薬剤師も少なくないようです。

この記事では、今後の仕事に悩んでいる人、キャリアについてあらためて考えたい人に向けて「キャリアプランの立て方」を紹介します。

キャリアプランって何のこと?

「キャリアプラン」とはよく聞く言葉ですが、意味をしっかり理解しているでしょうか。

似たような言葉に「キャリアデザイン」や「キャリアパス」といった言葉もあるため、違いがよくわからないという人も多いでしょう。まずは、言葉の意味を説明します。

・キャリアプラン

キャリアプランの「プラン」とは計画のこと。仕事をしていくうえで「何をめざすか」を決めるのがキャリアプランです。将来はどんな仕事をしたいのか、どう成長したいのかなどの具体的な計画を立てます。

例えば、「5年後に管理薬剤師になる」「在宅医療の経験を積んでかかりつけ薬剤師になる」「治験業務に携わる」といった目標を立て、そこに向かうステップを具体的にしていくことです。

・キャリアデザイン

キャリアデザインの「デザイン」とは設計のこと。自分らしい働き方や人生設計を描くことを指し、仕事だけでなくライフスタイル全体を含む考え方です。

例えば、「仕事と育児を両立できるキャリアを築く」「専門性を高めた後、地元に帰って地域貢献する」といった形で、働き方や暮らしに関する将来のヴィジョンを明確にしていきます。

・キャリアパス

キャリアパスの「パス」とは道筋のこと。目標に向かってどのように進んでいくか、その道筋や経路を指します。

会社が用意している昇進ルートを指すケースも多く、たとえば「薬剤師→主任→管理薬剤師→エリアマネージャー」などとステップを描いて、そのために必要なことを具体化します。

キャリアプランを立ててみよう!

まずは、キャリアプラン、つまり薬剤師として何をめざすのかを決めるメリットを紹介します。

・キャリアプランを立てるメリット

将来の目標が明確になることで、目の前の業務に一喜一憂せず、長期的な視点を持つことができます。認定薬剤師や専門薬剤師の資格取得、特定分野の経験など、必要なステップがわかるので効率的にスキルアップできるでしょう。

このままではキャリアプランを達成できないと思ったら、転職などを視野に入れることも可能です。専門性を高めたり、管理職として経験を積んだりすることができれば、収入アップにもつながりやすくなります。

ここからは、具体的なキャリアプランの立て方を紹介します。

・キャリアの棚卸しをする

最初にするのは、これまでの自分のキャリアを棚卸しして客観的に把握することです。薬剤師として働いてきたこれまでの経験、身につけたスキル、得意なこと・苦手なことをリストアップしましょう。

勤務してきた職場ごとに担当した業務、取得した資格、研修歴などを書き出すと詳細をまとめやすくなります。

患者様とのコミュニケーションの中でのエピソード、チーム医療の一員として果たした役割、後輩を指導した経験なども振り返りましょう。

これまでの仕事の中でやりがいを感じた場面、ストレスを感じた出来事をリストアップしていくと、自分の価値観や適性を整理できます。

・ありたい自分を整理する

次に、どんな薬剤師になりたいのか、どんな働き方をしたいのかを考えましょう。

たとえば専門性なら、「がん・感染症・精神科など特定の疾患領域に特化してエキスパートをめざす」「幅広い知識を持つジェネラリストとして活躍する」というように、今後のアクションがイメージできるようにしましょう。

認定薬剤師や専門薬剤師など、資格取得についても必要なものを整理しておくとよいでしょう。

働き方の面では、臨床現場でずっと患者様と関わりたいのか、管理職としてマネジメントに携わりたいのか、あるいは研究や学術に関わりたいのかなど、自分の理想像を書き出します。

ワークライフバランスも重要です。仕事に全力投球したいのか、プライベートとの両立を重視したいのかも考えておきましょう。

・将来像を描く

理想の自分が見えてきたら、5年後、10年後の具体的な姿をイメージしてみましょう。

例えば「5年後には認定薬剤師の資格を取得して、在宅医療に力を入れている薬局で地域医療に貢献している」「10年後には病院薬剤師として病棟業務のリーダーを務め、チーム医療の中心的存在になっている」というような具体的なヴィジョンを描きます。

思い描いた時点の年収、勤務形態、プライベートの状況などもあわせて考えるとよりリアルな将来像になります。あれこれ理想を盛り込むのではなく、現実的に実現可能な将来像にするのがポイントです。

・いつまでに何をという具体的な目標を立てる

最後に、思い描いた将来像を実現するために具体的な目標を立てます。ここでは「いつまでに」「何を」達成するかを明確にしましょう。

短期目標(1年以内)、中期目標(3〜5年)、長期目標(10年程度)に分けて設定すると、進めやすくなります。各目標を達成するために必要な勉強、資格、費用、転職のタイミングなども書き出しておくといいでしょう。

半年ごとや1年ごとなど定期的に計画を見直し、修正していくことも大切です。環境や考え方は変わるものなので、柔軟に対応しながらキャリアプランを実現していきましょう。

プロと一緒にキャリアプランを作りたいと思ったら?

いざ実際に考えてみると、「キャリアプランの立て方はわかったけど、ひとりで作れるか自信がない」「自分が思い描いたプランが実現可能なのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

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