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薬剤師の仕事・キャリア
2025.10.17
薬剤師が地方の病院・薬局に転職するメリットと注意ポイント

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薬剤師として働いている人のなかには、UターンやIターンなどで地方に移住して、その地域で仕事を見つけたいと考えている人もいるでしょう。
薬剤師として地方で働くことにはさまざまなメリットがあります。今回はそのメリットとともに転職する場合の注意ポイントもあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
地方の病院・薬局に転職するメリット
ここではまず、地方の病院・薬局に転職するメリットを5つ紹介します。
年収や待遇が好条件
地方は薬剤師が不足しているため売り手市場であり、年収が高くなる傾向があります。特に若手の薬剤師は薬学部のある都市部に就職することが多く、地方では慢性的な人材不足が続いています。
そのため、地方では薬剤師の確保が難しく、給与や待遇を手厚くして人材を呼び込もうとする動きがあります。
また、地方は都市部に比べて福利厚生が充実しやすく、地域手当や引越し費用の補助、家賃の負担といった制度が用意されているケースもあります。
忙しさに比例して年収が高いというわけではなく、残業が月10時間以内でも高収入を得られる職場もあるようです。新卒で年収500万円を提示する調剤薬局など、地方ならではの魅力も存在します。
人材不足で採用されやすい
地方では薬剤師不足が深刻なため、採用のハードルが比較的低く、未経験者や年齢層が高めの求職者にとってもチャンスがあります。そのため、都市部では内定を得るのが難しい人でも、地方では歓迎されることもあると聞きます。
たとえば、調剤経験がない人や資格を持っているだけで実務経験がないペーパー薬剤師、40代・50代の薬剤師も採用されやすいでしょう。
ただし、こうした傾向はすべての地方企業に当てはまるわけではなく、地域や職場によって異なるので注意が必要です。
都会と比べると生活費が安い
地方勤務の魅力のひとつは、生活コストが低いことです。都市部と比べて物価が安く、特に家賃の違いは大きな魅力です。
都心で狭い部屋に住んでいたのと同じ家賃で、地方では広々とした住まいに暮らせるケースも珍しくありません。
食費や日用品の価格も手頃で、生活全体にかかる費用が少なく済みます。高年収の仕事で生活費を抑えられれば、手元に残るお金が多くなります。
通勤ラッシュなどのストレスがない
地方は都市部のような通勤ラッシュや街中の混雑に悩まされることが少なく、日々のストレスが軽減されやすいといえるでしょう。
都市部では会社に着く前から疲れてしまうというような悩みを抱える人も多いですが、地方ではそうした状況に陥ることはあまりありません。
地域によっては車通勤が一般的であり、快適な移動手段を確保しやすい点も魅力のひとつです。
ワークライフバランスを取りやすい
地方で働くと仕事とプライベートのバランスを取りやすくなります。まず、高収入や手厚い待遇が期待できるうえに、残業や休日出勤が少ない傾向があるため、時間的な余裕が生まれます。
さらに、自宅から職場までの距離が短く、通勤にかかる負担も軽減されるため、日々の生活にゆとりが持てるでしょう。Uターン転職をした人にとっては、休日に地元の友人と過ごすことも可能です。
また、自然が好きで「平日は仕事に集中し、週末はダイビングや釣り、スキーなどの趣味を満喫する」といったライフスタイルを求めて地方に転職する人もいます。
数年で都市部に戻る人もいますが、高時給で働きながら趣味に没頭できる生活を続ける人も少なくないようです。
地方の病院・薬局に転職する注意ポイント
ここからは、地方の病院・薬局に転職する注意ポイントを2つ紹介します。
車がないと厳しい地域もある
地方では電車の本数が少ないため、東京のように時刻表を気にせず乗れるような利便性は期待できません。
スーパーやコンビニが徒歩圏内にあるとは限らず、日常の移動手段として車が欠かせない地域も多いです。
通勤も車が主流で、一人一台の車が必要になるケースもあります。そのため、「運転ができない」「車を持っていない」という人は、興味がある地域の交通事情を確認しておく必要があります。
ただし駐車場代は安いため、すでに車を持っていれば経済的な負担はそれほど大きくありません。満員電車に揺られることなく通勤できる点は、都市部の生活に疲れた人にとって魅力的でしょう。
忙しい職場もある
高時給・高年収の求人の中には、業務量が多く、職場環境に問題があるために給与が高く設定されているケースもあります。
地方の薬局や病院では、ひとり薬剤師や少人数の組織も多く、調剤だけでなく服薬指導、在庫管理、医師や看護師との連携など、幅広い業務を担当しなければなりません。
都市部のように業務が細かく分担されているわけではないため、一定の実務経験を持つ即戦力が求められる可能性もあります。このような職場で働くと、都市部で働いていたときよりも忙しいと感じる人もいるでしょう。
しかし、地方が必ずしも忙しいというわけではなく、都市部と同程度の負担と感じる人もいるようです。
また、地方に移ってから収入が増えたうえに仕事が楽になったという声もあります。つまり、「地方=忙しい」ではなく、職場ごとの違いが大きいと考えらればいいでしょう。
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今回は薬剤師として地方に転職するメリットを紹介しましたが、いきなり地方に引っ越すのはハードルが高いという人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが、短期間の派遣薬剤師として働くことです。
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