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薬剤師の仕事・キャリア

2025.12.02

薬剤師が地方の病院・薬局に転職するメリットと注意ポイント

白衣の女性
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薬剤師として働いている人のなかには、UターンやIターンなどで地方に移住して、その地域で仕事を見つけたいと考えている人もいるでしょう。しかし、実際に行動に移すには勇気がいるかもしれません。

実は、薬剤師として地方で働くことにはさまざまなメリットがあります。今回はそのメリットとともに転職する場合の注意ポイント、地方で働くのに向いている人を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

地域によって薬剤師数は大きく変わる

都市部で薬剤師の転職を検討している人のなかには、転職活動がなかなかうまくいかないという人もいるでしょう。実は、薬剤師の人数は都道府県によって大きく異なります。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、2022年の人口10万人あたりの薬剤師数は、最も多い徳島県が244人、最も少ない沖縄県が149.4人となっており、約1.6倍の差があります。

このように地域ごとに薬剤師の不足状況には差がみられます。そのため、都心で働くことや職場にこだわらずに地方での勤務も視野に入れれば、薬剤師の就職は比較的有利になるでしょう。

地方の病院・薬局に転職するメリット

ここでは、地方の病院・薬局に転職するメリットを8つ紹介します。

・年収や待遇が好条件

地方では薬剤師が不足していることが多いため、年収が高くなりやすいです。特に若手の薬剤師は薬学部のある都市部に就職することが多く、地方では慢性的な人材不足が続いています。その結果、地方では給与や待遇を手厚くして人材を確保しようとする動きがみられます。

たとえば、就業先が引っ越し費用や家賃を全額負担してくれる、自治体から住宅手当や生活支援金を支給してくれるなどの支援があります。地方では時給や月給が高いうえにこうした支援が受けられるため、生活コストを大きく抑えられるのが魅力です。

また、地方では福利厚生が充実していることも多く、地域手当や家賃の負担といった制度を採用していることも。残業が少なくても高収入を得られる職場もあり、新卒で年収500万円を提示する調剤薬局なども存在します。

ただし、地方であればどこでも年収が高いというわけではありません。薬剤師の年収は、地域の需要と供給のバランスによって成り立っています。県内に薬学部があるかどうか、地域の人口が減少しているかどうかなどにより、同じ県内でも市区町村によって薬剤師の充実度が異なるためです。

・人材不足で採用されやすい

地方では薬剤師不足が深刻な状況が続いており、その影響で採用のハードルが比較的低くなっています。実務経験がない人や、年齢が高めの求職者にとっても採用のチャンスが広がっており、都市部ではなかなか内定が得られない場合でも、地方では歓迎される可能性があります。

調剤の現場を経験していない人や、資格は持っていても実務から長く離れていたペーパー薬剤師、さらには40代・50代といった中高年層の薬剤師も挑戦できるのはメリットといえます。ただし、こうした傾向はすべての地域や職場に共通するわけではなく、企業ごとの方針や地域の事情によって異なるため、応募の際には事前に確認しておくことが大切です。

・都会と比べると生活費が安い

地方勤務の大きな魅力は、生活費を抑えられることです。特に家賃の差は顕著で、都市部では狭い部屋にしか住めない家賃でも、地方なら広く快適な住まいが手に入る場合があります。

物価も全体的に安く、食費や日用品の出費も少なく済むため、生活全体のコストが下がるでしょう。こうした環境で高年収の仕事に就ければ、実際に使えるお金が増え、経済的なゆとりを感じやすくなります。

・通勤ラッシュなどのストレスがない

都市部では、満員電車や混雑した道路での移動に疲れてしまい、会社に着く前から体力・気力を消耗してしまうという声も少なくありません。一方で、地方ではそうした状況に陥ることはあまりなく、通勤による負担が軽減されやすいのが特徴です。

また、多くの地域では車通勤が一般的で、自分のペースで移動できる点も魅力のひとつです。快適な通勤手段を確保しやすい点は、働くうえでの大きなメリットといえるでしょう。

・ワークライフバランスを取りやすい

地方で働くと、仕事と私生活のバランスがとりやすくなります。収入や待遇がよいだけでなく、残業や休日出勤が少ない職場が多いため、自由に使える時間が増えやすいためです。さらに、職場と自宅の距離が近いケースも多く、通勤の負担が軽くなり、毎日の生活に余裕が生まれます。

Uターンで地元に戻った人の中には、休日に昔の友人と過ごす時間を楽しんでいる人もいます。また、自然が好きな人のなかには、「平日はしっかり働き、週末はダイビングや釣り、スキーなど趣味を満喫する」といった暮らしを求めて地方に転職するケースもあります。数年後に都市部へ戻る人もいますが、高時給・月給を維持しながら趣味と両立した生活を続ける人も多くみられます。

・地域医療に貢献できる

地元で働くと、地域医療の発展に貢献できる点も魅力です。地方では薬局や病院の数が限られているため、時間に追われることが少なく、患者様一人ひとりとじっくりと向き合って対応できます。

また、在宅医療や訪問医療に積極的に関わる機会も多く、患者様の健康に関する幅広い問題に、総合的かつ継続的に対応するプライマリ・ケアのスキルを高めることができます。さらに、幅広い業務に携わるため視野が広がり、地域を支える高齢者医療の現場を経験できるのも特徴です。

都市部では人材が多く、能力が埋もれてしまっていた人が、地方では活躍の場が広がり、自分の可能性を発揮できるケースもあります。患者様から直接感謝される機会が多いのも、日々の仕事のやりがいにつながるでしょう。

・アットホームな環境で働ける

都会では地方から上京してきた人が多く、人間関係が希薄になりやすい傾向です。一方で、地方では周囲とのつながりを大切にする風土があり、信頼関係を築きやすい環境が整っているので、アットホームな職場で働ける可能性が高まります。

本音で話せる関係を築きやすく、患者様との距離も自然と近くなるため、薬剤師としての関わり方やプライマリ・ケアへの理解も深まりやすい傾向があります。

・豊かな自然に囲まれて働ける

多くの都会では高層ビルに囲まれて自然との距離があるため、休日にリフレッシュしたいときは遠出しなければなりません。しかし、地方では野山や海がすぐそばにある自然豊かな環境での暮らしが可能です。

地域によって差はありますが、自然が身近にあるため、静かで空気のきれいな場所で過ごしやすく、水道水までおいしいと感じられるエリアもあります。都会の喧騒を離れ、穏やかな環境で働きたい人にとって、地方での転職は魅力的な選択肢といえるでしょう。

地方の病院・薬局に転職する注意ポイント

ここからは、地方の病院・薬局に転職する注意ポイントを3つ紹介します。

・車がないと厳しい地域もある

地方では電車の本数が少なく、東京のように時刻表を気にせず利用できるほどの利便性は期待できません。スーパーやコンビニが徒歩圏内にないこともあり、日常生活では車が欠かせない地域が多くみられます。

通勤手段としても車が一般的で、ひとり一台の車が必要になるところも。そのため、運転ができない人や車を持っていない人は、事前にその地域の交通事情を確認しておく必要があります。ただし、駐車場代が安い傾向にあるため、すでに車を所有している場合は大きな負担にはなりにくいでしょう。

・忙しい職場もある

高時給・高年収の求人の中には、業務量の多さや職場環境の厳しさが理由で給与が高く設定されている場合もあります。地方の薬局や病院では、ひとり薬剤師や少人数体制の職場も多く、調剤業務に加えて服薬指導、在庫管理、医師や看護師との連携など、幅広い業務を担うケースもあるようです。

都市部のように業務が細かく分担されていないため、即戦力となる実務経験者が求められることもあります。そのため、地方に転職した人のなかには、地方に移ってから以前より忙しくなったと感じる人もいます。しかし、なかには収入が増えたうえに仕事が楽になったという人もいます。

つまり、地方だからといって一律に忙しいわけではなく、職場によって負担の度合いは大きく異なるというわけです。実際に、地方でも高年収でありながら業務量が少ない職場も存在しており、そうした求人はすぐに埋まってしまいます。希望に合った職場を見つけるためには、地域や店舗の情報をリアルタイムで把握しておくことが重要です。

・働き口の数が少ないケースもある

地方は都市部に比べて求人の数が少なく、希望に合った職場に出会える可能性が低くなる傾向があります。特に、大規模な病院や製薬会社などの大手企業の募集はほとんど出ないため、どうしても選択肢が限られてしまいます。こうした求人数の少なさが気になる場合は、転職エージェントを活用し、少しでも選択肢を広げることが大切です。

地方で薬剤師として働くのが不安な場合の対処法

地方への転職にメリットがあるとしても、いきなり地方に移住することに不安を覚える人もいるでしょう。ここでは、不安を取り除くための対処法を紹介します。

・馴染みのある土地や地域へ転職する

地方への転職を考える際は、馴染みのある土地や過去に住んでいた地域で求人を探すと安心できます。地方への移住は生活環境が大きく変わるため、慣れない気候や習慣にストレスを感じることもあるでしょう。

たとえば、冬に大雪が降る地域では毎日の雪かきが必要になるなど、これまでの暮らしとは変化が大きくなります。最近は地元や以前住んでいた地域に戻るUターンやJターン転職を選ぶ人も増えています。その土地に知り合いや頼れる人がいれば、生活に不安を感じたときにも相談しやすいでしょう。

・まずは派遣薬剤師として短期間だけ働く

地方での転職を検討する場合、正社員として働かなければ生活できないわけではありません。たとえば、本格的に移住する前に、派遣薬剤師として短期間働く選択肢もあります。薬剤師不足を補うため、都市部ではあまりみられないような高待遇の派遣薬剤師の求人が地方では出ることもあります。

たとえば、北海道の遠隔地では、住居付きで年収800万円以上という条件で、1年間の派遣社員を募集していた例もみられます。このように、出稼ぎのような形で期間を限定して地方で働く人もおり、年収を重視する人には特に向いているでしょう。

地方で薬剤師として働くのが向いている人

最後に、地方では薬剤師として働くのが向いている人を紹介します。自分に当てはまるかどうか、ぜひチェックしてみてください。

・人の輪を広げられる人

薬剤師に限ったことではなく、どんな職業に就いていたとしても、人とのつながりを築くのが得意な人は地方でもスムーズに仕事を進められる可能性が高いといえます。

地方で新たな生活を始める際は、知り合いがいない状態からのスタートになることが多いでしょう。そんななかでも、自分から積極的に人と関わっていける人は、その地域ならではの情報を得やすく、仕事も私生活も充実させやすくなります。そのため、人の輪を広げられる人は地方で働くのに向いているといえるでしょう。

・人とコミュニケーションを取るのが好きな人

都会では人とのつながりが希薄になりがちで、隣に住んでいる人の顔さえ知らないということも珍しくありません。一方で、地方は人間関係を大切にする風土が残っており、周囲との関わりが深くなりやすいという特徴があります。

薬局では患者様から薬や健康に関する相談を受けるだけでなく、日常のちょっとした悩みや雑談に応じる場面もあるでしょう。そのため、人と話すことが好きで、コミュニケーションを楽しめる人は、地方での勤務に向いています。

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今回は薬剤師として地方に転職するメリットを紹介しましたが、いきなり地方に引っ越すのはハードルが高いという人も多いでしょう。そんな人におすすめなのが、前述した短期間の派遣薬剤師として働くことです。

「アプロ・ドットコム」では、住居付き派遣求人を豊富に取り扱っています。住居付き派遣求人は、マンスリーマンションや借り上げ住宅、ホテルを用意してもらえるので、引っ越しの費用を抑えられます。本格的に地方で働く前に、地方での勤務を体験したい人にぴったりです。興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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