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薬剤師の仕事・キャリア

2024.06.14

薬剤師の転職で成功する人・失敗する人の7つの違い

白衣の女性
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新しいことを始めるときは、不安は付きものです。転職もそのひとつですが、転職活動の際にありがちな失敗と必要な対策を知っておけば、不安も解消できるはずです。今回は、転職に失敗しがちな人と成功する人の違いを整理し、7つの注意ポイントを紹介します。ぜひ参考にしていただいて、「新しい一歩を踏みだして良かった」と思える転職をめざしましょう。

1.転職理由が曖昧

失敗しがちな人に多いのが、「何となく転職」。同じ不満や理由で転職を繰り返したり、目的が曖昧な転職をしてしまったりする人は、実は少なくありません。そもそも不満自体が曖昧で、改善のための転職になっていないケースもあります。

転職理由は、必ずといっていいほど面接で聞かれる内容です。転職理由が曖昧だと、採用側に本当に転職する気持ちがあるのか疑問に思われてしまう可能性もあります。

「年収に不満があり、現状よりも年収を○○万円上げるために安定した病院で働きたい」「スキルアップのために大手の薬局でキャリアを積みたい」など、成功する人は転職理由が明確。転職目的を整理して、その目的が達成できるような職場を選んでいます。うまく整理できない人は「転職で実現したいこと」を紙に書き出してみるのもおすすめです。

2.会社や仕事に求める条件が不明確

「条件などをあまり考えずに転職したら、実際は残業が多く後悔した」など、職場に求める条件が不明確なまま転職してしまうのも失敗しがちな原因のひとつ。希望条件があっても優先順位が明確でないと「成長性に惹かれて決めた職場は勉強会や研修が多すぎて、ワークライフバランスが取れない」ということも。

「通勤時間30分以内」「仕事内容より、勤務時間重視」など、具体的な条件を箇条書きなどにして整理しましょう。優先順位まで考えておけば、その場の雰囲気や何となくで決めてしまうこともありません。すべての条件を満たすのは難しいので、「最優先の条件を決める」「譲れない条件と希望条件に分けて考える」など、工夫してみましょう。

3.年収・時給のみで比較・決断

年収や時給は重要ですが、それだけで決めてしまい、「人手不足で有給が取れない」「業務量が多すぎて毎日残業」などと後悔する人が多いようです。急な人材確保で年収や時給が高いことはありますが、離職率が高い、人材が集まらないなどの理由で高い可能性もあります。

年収・時給だけにとらわれず、自分の希望する働き方ができるかどうかも含めて比較検討することで成功に近づきます。

4.自己評価が高すぎる

「経験があるから」「薬剤師は国家資格だから」など、自己評価が高すぎるのも危険です。「総合科目から精神科専門の調剤薬局に転職したところ、業務の違いと忙しさのストレスで再就職した」というケースもあります。自分の能力に合わない職場に転職してしまい、業務をこなせなくなるということがないように、できること・苦手なことを具体的に整理しておくようにしたいものです。

「派遣は時給が高くても即戦力が必要。調剤経験が浅いからパートから始める」など、成功する人の場合は自分を冷静に分析したうえで、慎重な選択をしています。

5.売り手市場の頃の感覚で転職し準備不足

これまで薬剤師業界は、売り手市場といわれていました。薬剤師の供給が増えてきたことに加え、薬剤師報酬の改定やデジタル技術の進歩、薬剤師の業務効率化などにより、現在では買い手市場になりつつあります。

危機感を持たずに「待遇が良ければ転職する」「面接はとにかく受ければいい」などと気楽に考えていると、転職に失敗する可能性が高くなってしまうでしょう。これからは選ばれる薬剤師になる必要があります。

日ごろから業界動向に注意し、転職活動の際には採用状況や時給相場などもしっかりと把握することが成功の秘訣です。

6.企業・職場に対するリサーチ不足

残業時間や福利厚生、教育体制や退職金の有無など、転職先の情報収集不足で転職後に後悔してしまう人もいます。

主観的情報ではなく、客観的な数値で気になる職場の情報収集をしましょう。たとえば「残業が多い」という意見があった場合、どれぐらいが多いと感じるかは個人差があるからです。可能なら職場見学することで、職場の雰囲気もわかります。できるだけ細かい情報収集をすることで、希望に合った職場を選ぶことができます。

7.自分ひとりだけで転職活動をしてしまう

自分ひとりだけで転職活動をするのも失敗が多いケース。今の転職には情報収集や十分な対策が欠かせません。「対策が不十分でなかなか受からない」「ミスマッチの職場に転職」など、特に初めての転職では思うように進まないでしょう。

転職サイトやエージェントは希望に合った求人紹介に加え、応募書類の作成や面接対策なども支援してくれます。失敗するリスクや労力も減らすことができ、多くの人が複数社に登録して希望に沿った転職をしています。

薬剤師の採用に特化し、実績25年以上のアプロ・ドットコムにご相談ください

実は転職サイトやエージェントを利用することで、今回紹介したような失敗も防ぐことができます。アプロ・ドットコムのように薬剤師に特化した転職エージェントのキャリアアドバイザーは、業界の最新動向も把握しています。蓄積された経験と実績から、転職成功に必要なサポートを行います。ぜひ、お気軽にご相談ください。