薬剤師派遣・単発・パート・バイト・正社員求人情報

コロナ禍以降、経験やスキルがある人にこだわる薬局が増えており、薬剤師の転職はより難しくなっています。数多くの求人情報の中から、自分に合う条件や採用されやすい求人を見つけるのはなかなか難しく、「転職を成功させたいけど、これといった仕事がない」と焦っている人もいるでしょう。

今回も、限られた求人情報から薬局の実態を見抜くためのコツを紹介します。前編は「条件編」として5つのポイントを紹介しました。今回は、気になる用語編。複数の意味がある言葉や、求人情報ならではの用語を正しく理解するための6つのポイントについてみていきましょう。

6．応相談

求人情報でよくみかける「応相談」は、文字どおり「相談に応じる」ことを意味しています。年収、勤務時間、勤務曜日など、交渉可能なケースが多いため、求人情報に記載されている内容すべてに満足できなくても、一度話を聞いてみるとよいでしょう。

ただしこの言葉は「面接をしてみないと明確な条件を出せない」「詳細が決まっていない」など、曖昧な場合にも使用されることがあるので、注意が必要です。

また、転職エージェントを活用した場合は、応相談と記載がなくても条件交渉ができるケースがほとんどです。キャリアアドバイザーは転職活動のプロ。ヒアリングを通してあなたの魅力を見つけ、代理人として交渉してくれるため、有利な条件を引き出してもらえるケースも少なくありません。

7．前職給考慮

文字通り、前職の金額をベースに転職後の給与を検討するという意味です。ただ、前職の給与と同等なのか、前職より多くなるのかは、転職先によって異なります。前職給を考慮してもらえると書いてあるから、転職後は必ず年収が上がると勘違いしないようにしましょう。

8．働きやすい環境

よく見かける言葉ですが、働きやすい環境は人によって異なります。今までの経験が活かせてやりがいがある職場、残業が少ない職場、人間関係のトラブルが少ない職場、一人あたりの負担が少ない職場など、働きやすさの重要ポイントはまちまちです。

働きやすい環境とあるから安心と考えるのではなく、自分にとって働きやすい環境は何かをしっかり考えてから、求人に記載されている働きやすさの理由をチェックするようにしてください。

9．在宅業務

薬剤師の在宅業務は、個人在宅と施設在宅の2つに分かれます。個人在宅は在宅医療や在宅介護を受けている患者様や家族に薬の説明をするなど、医療従事者以外と深く関わる業務を行います。薬剤師としてのやりがいは大きく、充実感があるという人が多いものの、個人宅に伺って働くので心理的な負担が大きいというデメリットもあります。

一方、施設在宅は施設に入所している患者様を担当します。認知症のグループホームを担当する場合は、施設の管理者や担当者と話す機会が多く、患者様と話すケースはほとんどありません。経営者の視点では、施設在宅は効率が良いため、在宅業務といっても施設在宅のみを指していることもあります。

在宅業務を行いたい場合、個人在宅、施設在宅、どちらに関わりたいのかを明確にしてから、職場や仕事内容について詳しく調べるようにしましょう。

10．漢方の取り扱い方

最近は、薬局で漢方を扱う機会が増えており、漢方を取り扱う薬局で経験を積みたいという薬剤師の声もよく聞かれます。

漢方には「きざみ漢方」と「既製品」という2種類の処方形態があり、漢方について学びたい方は「きざみ漢方」をイメージしているはずです。しかし、生薬などを扱うきざみ漢方は漢方専門薬局が中心で求人数は少なめ。一般的な薬局やドラッグストアでは、既製品がメインとなるため、漢方の取り扱いがあると書かれていても生薬を扱えるとは限りません。

11．意味のない言葉に惑わされない

限られたスペースに重要な情報が詰まっている求人情報ですが、ときどき意味のない言葉が混ざっています。

代表的なのは、「アットホームな職場」「ワークライフバラスがとりやすい」「スキルアップが実現できる」「地域密着」といった言葉です。どれも抽象的で、その言葉だけしか書かれていないときは、深い意味はないと思っていいでしょう。

「働きやすい環境」もそうですが、転職前に自分にとって大事なことを明確にしておくと、抽象的な言葉や曖昧な表現に惑わされることなく、最適な職場を見つけることができます。

「アプロ・ドットコム」に相談して、転職を成功させよう

薬剤師の転職サポートで25年以上の実績がある「アプロ・ドットコム」には、経験豊富なキャリアアドバイザーが揃っています。登録していただければ、希望条件を詳細にヒアリングし、仕事内容、勤務条件、働き方などそれぞれのご要望に沿った職場を紹介。働きたい仕事が見つかった後も、面接のアドバイスや職場への条件交渉を行います。

希望条件が明確になっていなくても、さまざまなアドバイスができるので、ぜひご相談ください。サポートを受けるための登録は、もちろん無料です。

⇒薬剤師の求人情報はこちら

⇒無料サポート登録はこちら