2009年度の登録販売者制度が開始してから、求人数が大幅に減った業種です。2010年時点で医薬品販売業(店舗販売、配置販売、卸売販売、薬種商)に従事する薬剤師は全体の5.5%となります。その数字からも分かるように一般用医薬品の販売のみの求人数は減ってきており、調剤業務ができる薬剤師を募集するケースが増えてきています。
その理由の一つとしては、第一類医薬品の商品数の少なさが考えられえます。2013年7月時点で105品目、全体の約0.93%しかありません(医薬品情報データベース調べ)。同時に法律の改正に伴い、ドラッグストアに薬剤師が常駐しなくてもよくなったため(不在時は第一類医薬品を販売できないようにすることが必要)と考えられます。
そのため、どうしてもドラッグストアへの転職を希望される場合は、最初の条件を少し緩めにしておくと可能性が広がると思われます。
ただ、今後は医療費削減のためにもスイッチOTC化が検討されている医薬品もあるため、将来的には求人数が増える可能性も十分考えられます。