男性の薬指をチェックしろ! - アプロちゃんねる

男性の薬指をチェックしろ!

 『現場薬剤師のための課外授業』
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 男性の薬指をチェックしろ! 
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 質問:
  次の「交渉ごと」に関する①~③の記述のうち、
  科学的に証明された【事実】はどれでしょう?

  ①交渉ごとを生業とする金融トレーダーの成功と、
   薬指と人差し指の長さの比率には相関関係がある

  ②一般的に、既婚男性は独身男性に比べて交渉ごとが苦手である

  ③交渉において、相手の提案を拒否するのは、
   女性よりも男性のほうが多い
 
 

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■前回までのおさらい

 前回まで「最後通牒ゲーム」という行動心理・経済・脳生理学の分野で、
 非常に多くのアレンジがされた実験をご紹介しました。
 
 改めて、最後通牒ゲームをおさらいしておきましょう。

 

 最後通牒ゲームとは・・・

 お金の分配に関する2人制の2段階ゲーム。
 プレイヤーAは・・・
 あるお金のうち、一部をプレイヤーBに与えることを提案する。
 (例:10万円あるうちの2万円を渡す。つまり自分は8万円)

 プレイヤーBは・・・
 プレイヤーAの提案を受諾するか否かを選ぶ。
 ただし、Bが拒否したときは2人はともに一円ももらえない。

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 合理的に考えるのであれば、プレイヤーBは、
 「ただでもらえるお金」を絶対に拒否するわけがありません。
 たとえわずかな金額でも拒絶するよりは「ゼロよりはまし」です。
 
 

 

 しかし、上記の実験の結果・・・
 
  分配提案額の平均:45%を与える提案
  受入最低額の平均:23%以下なら拒否 となりました。

 つまり人間は【合理的】には考えず
 「約半分を渡さないと、拒否されるのでは?」と思ったり、
 「2万円以下の提案なら、ゼロになってでも拒否する」と考えたり、
 【感情を優先する】のです。
  
 
 

 

■神経科学の分野での「最後通牒ゲーム」(テランス・バーナム,2007)

 ハーバード大学のテランス・バーナムは、
 この「最後通牒ゲーム」の実験をユニークな形で行いました。
 
 ユニークだった点は2点。

 ①参加者は全員(プレイヤーA・B共に)男性であった。
 ②唾液のサンプルの提出を受け、
  全員の「テストステロン」の含有量をチェックしていた。

 

 
 
 バーナムは、この実験を通じて、
 「テストステロンと取引」についての関係を明らかにしようとしたのです。

 

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 皆様には不要かもしれませんが、テストステロンについて少しだけ解説を。

 ・・・・・テストステロンとは・・・・・・・

 テストステロン(testosterone)は、
 アンドロゲンに属するステロイドホルモンで、男性ホルモンの一種。第二次性徴の発現を促す。
 
 研究によると、筋力トレーニングや不安定な興奮(例えば闘争や浮気など)によって、
 テストステロンの分泌が促される。
 ティム・カッサーの研究では、大学の学生らに15分間銃を扱わせたところ、
 唾液から普段の100倍近いテストステロン値を記録したという。
 この事から危険物、あるいは危険な行為が更なる分泌を促すと言える。

  心理的には「闘争本能や孤独願望(干渉されたくない欲求)を高める作用をもたらす」と言われる。

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■テストステロンと「拒否」

 

 
  
 この実験の結果は興味深いものでした。

 
 
 まず、被験者の中で、
 「テストステロンのレベルが高い」と分類された人は7名いました。

 その7名のうち、
 なんと【5名】が「最後通牒ゲーム」で安い金額提示を拒否したのです。
 

 逆に、
 「テストステロンのレベルが平均かそれ以下」と分類された人は19名いました。
 その19名のうち、
 「最後通牒ゲーム」で安い金額提示を拒否したのは・・・たった【1名】でした。

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 ⇒つまり、テストステロンのレベルが高い人間は、
  「納得のいかない提案なら、自分の利益がゼロになってでも拒否する」と考える、
  【感情を優先する】傾向が強いことが分かりました。

 
 
   
 

 

■テストステロンのレベルが高いと・・・?

 
 
 テストステロンに関する研究は数多く行われており、
 テストステロンに関しては、以下のようなこと分かっています。

 
 
 その1
  【人差し指と薬指の長さの比】は、
  胎児の頃にどれだけ男性ホルモンにさらされたか、で決まる。
  その結果、「人差し指に比べて薬指の長い男性」はテストステロンのレベルが高い。

 その2
  「人差し指に比べて薬指の長い男性」は、
  最後通牒ゲームで低い金額提示を拒否する傾向が強い。

 
 
 

 その3
  「人差し指に比べて薬指の長い男性」は、
  【人と競うスポーツや取引が得意】である。
 
 

 

 その4
  「人差し指と薬指の長さの比」は、
  金融トレーダーが取引で成功しているかどうか?と関連性がある。

 

 その5
  既婚男性は、独身男性よりテストステロンのレベルが低い。

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 ・・・とまぁ、嘘のようなホントの科学的根拠がある研究結果が出ています(笑)
 ちなみに、冒頭の質問①~③は、全て事実です。
 
  

 

■仕事にどう活かすか?

 

 
 例えば、
 「同僚や患者さんの指に注目して、
  結婚指輪をしているかどうか? 人差し指と薬指の比率は?
  といったことを把握すれば、相手のタイプが分かりますよね?」

 ・・・なんて言うつもりはありません(笑)
 
 

 「ホルモンが人の行動に及ぼす影響を、単独で取り出す」のは、
 あまりに難しいことも知られています。
  
 

 なので、「仕事にどう活かすか?」と聞かれれば、
 明日の職場での【話のネタ】に、ぜひご活用ください。
 
 

 このメールを読んでいたあなたがそうであったように・・・
 この話をすれば、自分や(あなたが女性であるなら)カレシ・ダンナさんの、
 指の長さが気になるはずです(笑)

 
 
 ちょっとした雑談、飲み会の席での話題として、
 十分に盛り上がること、間違いなしですよ!

 

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